皆さんは海外旅行はお好きでしょうか?海外旅行に行く際に、旅行会社を利用される方も多いですよね。
私は日本でも旅行会社で数年働き、カナダでもその経験を活かしたいと思って日系の旅行会社で数年ほど働いていました。
ここでは、私の経験をもとに、カナダの日系旅行会社のお給料事情、福利厚生、仕事環境などをご紹介します。
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カナダの日系旅行会社での仕事内容
最初は、カナダ方面のホテルやツアーの予約手配を担当しました。毎日予約状況を確認し、ホテルやツアー会社へそれぞれメールやファックス、電話で予約をします。
業務の半分近くは英語
特にホテルとは英語でのやりとりになるため、電話対応が苦手だった私もいつの間にかかなり鍛えられました。また、毎日行うメールでのやり取りも約半分は英語でした。
客層としては、窓口に来て予約される現地カナダ人もいれば、ワーキングホリデーや留学で滞在している日本人、カナダ在住日本人などもいます。日本の支店から申し込みされる日本人のお客さまも入れると、全体で日本人が約85%といったところでしょうか。
とはいえ、私のように裏方の事務にしても、窓口での接客にしても、日系企業ですが半分近くは英語が必須の環境です。
勤務時間は9時~18時で、勤務日は月曜〜金曜、土日休み(基本的にカナダの祝日も休み)でした。
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[/col][col][/col][/2col]カナダの日系旅行会社でのお給料
やはり旅行会社、お給料は多くは期待できません。最初の3カ月は試用期間で時給11ドル(約900円)程度、その後、正社員となり、月給2,000ドル(約16万円)、手取り約1,700ドル(約14万円)でした。
天引きされる300ドルの内訳は、 所得税、年金、失業保険などです。ただ、正社員になればボーナスも出る上、後述しますが福利厚生もしっかりしています。
日本の会社と同じように、給料は指定した銀行口座へ振り込まれていました。交通費や住宅手当などはありませんでした。
あまり稼げなくても旅行が大好き、初めての海外就職先はローカル企業よりも日系企業の方が安心、いきなり英語でバリバリでやっていくのは多少不安、という方にはおすすめの職場だと思います。
※1カナダドル=約83円(2017年4月27日現在)
カナダの日系旅行会社での福利厚生や休暇
正社員になると、かなりしっかりした福利厚生
例えば保険(extended insurance)。カナダのケアカード(健康保険)には含まれない歯科、眼科、整体、マッサージなどの費用がカバーされます。
そして、これは旅行会社で働く魅力ですが、航空券やホテル、ツアーなどが社内割引でだいぶ安くなります。日本への一時帰国や、海外旅行・カナダ国内旅行の航空券やホテル代などがかなりの割引になり、助かりました。
たまに研修旅行のチャンスもあって、旅好きにはたまらない特典ですよね。
長期休暇や産休も取りやすい
ほとんどの社員が日本を含む外国出身のため、みんな帰国をするための長期の休みを毎年しっかり取っていました。雰囲気的にも休みが取りやすかったです。
産休は国の制度なので、規定以上出勤しているなど条件を満たせば必ず取れるようになっています。私を含め、産休を取る同僚も多かったです。
カナダの日系旅行会社、気になる社内の雰囲気は?
比較的若い20〜30代の女性が多く、正社員の他にワーキングホリデーの学生さんもいました。人の入れ替わりも多かったですが、若い雰囲気で和気あいあい。
また、アジアからのお客さんも増えてきているので、韓国人、中国人スタッフも在席し、多国籍な職場でした。
カナダの日系旅行会社に勤務して楽しかったこと
会社ぐるみで地元のマラソン大会に参加したり、研修で人気ツアーに参加したりしたこと、また年に一度ほど研修旅行でカナダ国内の観光地へ行く機会があり、それも楽しかったです。
年の近い30代前後の女性が多く、海外で同じ境遇の日本人仲間として親しくなり、プライベートで遊ぶ友人もできました。
カナダの日系旅行会社に勤務してきつかったこと
カナダの旅行シーズン、年末年始・春と夏と冬休みシーズン・ゴールデンウィークなどは予約数が激増するので、残業が避けられません。
また、日本支社とのやり取りも多く、カナダが祝日でも日本のカレンダーに合わせて交代で出勤し、せっかくのカナダのお祭りやイベントを友人や家族と過ごせないこともありました。
まとめ〜恵まれた職場環境で働けることに感謝
シーズンに多忙となるのは旅行会社の定めですが、会社としての基本は残業しないこと。忙しくない日は極力、定時帰りです。
日系企業なので朝礼などの日本らしい通例もありましたが、職場にはカナダ人、そして韓国人に中国人もいて、気さくな雰囲気の中、みんなメリハリよく働いていました。
仕事でカナダのことを勉強しながら、カナダ国内外を旅行する機会にも恵まれ、ここで働いて良かったと思っています。
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