インドネシアで現地採用社員として働く!日系企業で営業職の20代の給料は?

インドネシアのお金 インドネシアでの働き方

インドネシアで働いている日本人の多くは駐在員です。駐在員であれば日本で働いている時以上の給料をもらっているでしょう。

では、駐在員でなく現地採用者の場合はどうでしょうか。

私はインドネシアの日系企業で現地採用社員として働いています。どれくらいの給料をもらい、ボーナスや福利厚生はどうなっているのか、日本ではあまり知られていないインドネシア人の収入事情も交えてご紹介していきます。

※1ルピア=約0.009円

インドネシアの日系企業で働く私の仕事内容

業種は経営コンサルタント、職種は営業です。大半はジャカルタ市内での営業ですが、週に大体1度は遠方の工業団地へ出向きます。また、数カ月に1度ほどインドネシア国内の地方出張や海外(東南アジア)出張があります。

日本人向けのサービスなので、お客様は日系企業の日本人か、日本語による会話や書類のやりとりなどが可能なインドネシア人です。日本語だけでほとんどの仕事ができるため、英語とインドネシア語ができなくてもまったく問題ありません。

インドネシアの日系企業で働く20代現地採用の給料相場は?

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企業にもよりますが、現地採用の日本人は月収2500万ルピア前後(約22万~23万円)が相場です。私も例外ではありません。また、営業成績が良い月には追加でインセンティブがもらえます。

なお、多くの企業が銀行振込で給料を支払っています。現金手渡しは滅多にないケースです。

私の会社では特に銀行の指定はありません。インドネシアの銀行最大手、BCA銀行を利用する人が多いので私もBCA銀行を利用しています。BCA銀行なら、いろいろなところにATMがあるので便利です。

インドネシアでもボーナスはある?

ボーナスは年に1度あります。THR(宗教大祭手当/レバラン手当)というもので、インドネシアで就労する人に支給されます。断食明け大祭(レバラン)に向けて、従業員全員に対して会社が支払う手当です。

勤続年数によって金額が変わりますが、原則3カ月以上勤続した者にそれぞれの金額が支払われます(2017年5月現在)。

インドネシアの現地採用、住宅・通勤手当などの福利厚生は?

会社によっては住宅手当が支給されますが、現地採用の場合、たいていは給料の中に含まれています。通勤交通費は支給される場合がほとんどです。

私の場合も住宅手当はありません。通勤交通費に関しては、専属のドライバーがついているので特に金銭による手当はありません。

その他、社会保険料、海外旅行保険料、ビザ取得費用、携帯電話の通信費はすべて会社負担です。ただし、ビザ取得費用についてはまれに自分で負担しなくてはいけない会社もあるのでご注意ください。

なお、私は年に数回日本に出張することがありますが、この出張費用ももちろん会社負担なので、一時帰国ができるという意味では福利厚生に近いものがあります。

インドネシア人の平均月収

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インドネシアは日本と違い、階級の差がかなり激しいです。そのため、月収の幅もピンからキリまでですが、今回は大きく3つの層に分けて説明します。

※日本円に換算したおよその金額で記載。

低所得層

  • 月1万円から5万円程度

該当する職業としては、家政婦や屋台の店員、ドライバーや新卒のサラリーマンなどです。

中間所得層

  • 月8万円から16万円程度

サラリーマンや公務員などです。

高所得層

  • 月20万円以上

サラリーマンや経営者などです。

高所得層の中でも富裕層になると、桁違いの月収になってきます。月収が100万円以上、さらには1000万円以上にも!こうした富裕層は中華系インドネシア人を中心に非常に増えてきています

さらなるアッパークラスも存在します。実際、アメリカの経済誌「フォーブス」が発表する長者番付の30位以内にインドネシア人がランクインしていることも。このような人たちの月収は1000億円にも上ります。

インドネシアの現地採用社員、その給料で生活できる?

上で述べた通りインドネシア人の所得にはかなり開きがあるので、物価や地価も場所によってまったく異なります。道端の屋台なら日本の10分の1程度の値段で食事ができますが、日本と同じような生活を送ろうとすればそれなりの金額が必要です。

インドネシアに住む外国人としては、選択肢が非常に多いという利点とも言えますが……。

現地の生活スタイルにいかになじめるか

現地採用の日本人の平均的な月収である2500万ルピア前後(約22~23万円)は、ローカルスタッフの月収に比べるとかなり高いです。これだけの収入を得ながらローカル中間層と同じような生活をすれば、暮らしに余裕が持てます。

ただ、移住してしばらくはローカルフードやローカルのショッピングモールで十分楽しめますが、そのうち限界がきて、無意識に日本と同じ生活スタイルに戻ってしまいます。

それはインドネシアでは、駐在員や富裕層インドネシア人の暮らし方と同じと思っていいです。となると、日本と同じ生活費、もしくはそれ以上のお金が必要になります。

まとめ〜自分の感覚で現地の相場を知る

インドネシアで生活を始めると、物価の高さに驚くと思います。でも、その前にいろいろな場所で買い物をしてみてください。本当の相場が見えてきます

例えば、日本人用スーパーでしか買い物をしなければ、物価が高いと感じるでしょう。ローカルの市場なら1キロで200円程度の卵が、6つでその値段になるので当然です。

現地採用の限られた収入の中で余裕のある生活を送るには、どこで何を買えばお得なのかを見極めると楽になります。また、日本人社会に埋もれないことをおすすめします。

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