アメリカで暮らす岡田さん(40代女性)は、夫のアメリカ転勤を機にアメリカ生活を始めました。現在は、アメリカのリサーチ会社でパートタイムの仕事をしています。
実際に就職活動や仕事をしてみて、アメリカでは英語を話せないと仕事を見つけるのが難しく、苦労すると感じているそうです。
岡田さんがアメリカで働こうと思った理由やその働き方、またアメリカ人の仕事に対する考え方などについてお話を伺いました。
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アメリカで働くことにした理由
アメリカへは駐在員の妻として行ったのですが、派遣期間が終わると夫の雇用形態が駐在から現地採用に切り替わりました。
アメリカで働く日本人の身分は、大きく分けると2種類です。駐在員、そして現地採用社員です。駐在員は、簡単に言えば給料がかなり高く手厚い待遇を受けられ、現地採用社員は給料・待遇とも普通です。
つまり、駐在員と比べると現地採用社員は給料がガクンと減ります。
アメリカの生活費は日本と比べて高いので、生活していくために職探しを始めたのが、アメリカで仕事を始めるきっかけになりました。
アメリカで仕事と育児を両立できるパートタイムを選択
仕事は友人の紹介で探しました。英語力は日常会話程度ですが、友人伝いに就職先を見つけることができました。
現在、アメリカのリサーチ会社でパートタイムとして働いています。求人募集されている仕事はフルタイムが多いのですが、パートタイムの仕事も少ないながらあります。
ほとんどの人が、医療保険など福利厚生が充実しているフルタイムを選びます。しかし、私の場合は次の理由でパートタイムを選択しました。
- 保険は夫の扶養家族扱いのため必要ない
- フルで働くと子どもの学校イベントに参加しづらくなる
- 家族を優先したい
学校行事やボランティア活動に参加可能
アメリカでは、親は暇さえあれば子どもの学校に顔を出し、パーティーのセッティングなどいろいろなボランティアをします。アメリカではボランティア活動が非常に盛んなのです。お母さんだけでなくお父さんもよく参加しており、家族を最優先している印象です。
パートタイムなら勤務時間を自分で決めることができ、学校行事やボランティア活動に積極的に参加できることがメリットです。
パートタイムの働き方
日本だと終業時間後のサービス残業が当たり前の風潮がまだまだ強いですが、アメリカではそのようなことになれば会社が訴えられます。多くの人が家族や趣味の時間を大事にするので、仕事が終わるとさっさと帰宅します。
- どうしたら効率的に仕事を進められるか
- どうしたら早く仕事を終わらせられるか
- 夜は家族と何をして過ごそうか
アメリカ人はこれらのことを仕事中にいつも考えているような印象です。
朝は8時に仕事開始、午後6時には終わります。昼食時間は建前上存在するものの、サンドウィッチ片手にパソコンに向かって仕事を続けるアメリカ人はめずらしくありません。
パートタイムでも高い英語力は絶対条件
アメリカで働きたいと思っても、英語が話せないと仕事を見つけることは難しいです。比較的経験を必要としない事務職でも、発音がネイティブ並みでなければ就職が難しいのが現状です。事務職は電話対応も仕事なので、発音がすべてとなります。
また、日本人が得意とする丁寧さもこちらではあまり必要とされません。
私自身は日本の知識を必要とする仕事に就くことができましたが、日本で会計業務などを勉強していなかったことが悔やまれます。あまり知られていませんが、アメリカ人は一般的に数字に弱いのです。
もし、アメリカで仕事をしてみたいのであれば、会計の知識を身につけておくといいかもしれません。もちろん、英語が話せるのが前提条件になります。
アメリカでのプライベートタイム
休日やプライベートタイムは子ども一色になります。
子どもが3人いるので、家と習い事先を行ったりきたりしています。その間に夕飯づくりです。こちらでは車がないと暮らしが成り立たず、習い事の送迎は車なので、運動不足は気になるところです。
午後6時ぐらいに仕事を終えた後、ジムに直行し1時間ほど汗を流すという人も多くいます。また、みんなで集まってはにぎやかに盛り上がるのが好きな国民性なので、夜や祝日にインドアサッカーをやっている人たちもいます。
まとめ~英語力と専門スキルのブラッシュアップを
パートであっても英語力が大前提になるので、常にブラッシュアップし続けることが大事です。
加えて、アメリカ人をサポートできるスキルがあればスカウトされる確率はさらに高まるはずです。語学はもちろん、求められる能力を磨いておくことはどこでも必要なんですね。
アメリカ人は、家族やプライベートを大事にする温かい気持ちから効率のよさを追求します。日本の働き方やライフスタイルとは違ったアメリカでの仕事、ぜひ一度みなさんにも経験してほしいです。
アメリカで働く方法
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