どこに住むのがおすすめ?タイのシラチャーのコンドミニアム事情

シラチャー 東南アジア

タイという国は知っていても、シラチャーという町の名前は聞いたことがない方が多いかもしれません。

でも実は、タイに赴任する日本人には比較的よく知られている町です。日系企業の支社や支店、工場などが多い地域に近いため、日本人がたくさん住んでいます。

また、過去に赴任していた人が、のどかな環境とゴルフ場の多さに魅せられて、定年退職した後に移住するパターンも増えているようです。

実際にシラチャー在住の私から、仕事や移住での住まい探しに参考となる情報をご紹介します。

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シラチャーってどこにあるの?どんな町?

 

バンコクから南東へ150km、車で2時間の場所に位置するタイ東岸の地方都市がシラチャーです。正確にはシラチャー郡で、チョンブリー県に属します。

シーラーチャー、シラチャ、シーラチャと表記されることが多いですが、在住日本人は主にシラチャーと呼んでいます。

日系企業の支社や工場に勤務する在住日本人が増えたことで、海に沿うように発展しました。

日本人にとって住みやすい

シラチャー東側の山間部には、カオキアオ動物園という広大なサファリパークやゴルフ場、湖などがありますが、日本人が住んでいるのは海側のほんのわずかな地域です。

スーパーや病院をはじめとする生活に必要な施設がミニマムにまとまっているので、田舎の割には便利に過ごせるのが利点でしょう。

もちろん日本人向けのサービスも充実しています。

日本人のためのレストランや食堂、日本食材のお店、イオンスーパーなどがあり、食に関する心配はあまりありません。

また、タイに2つしかない世界最大規模の日本人学校「泰日協会学校」のうちの1つがあり、病院にも医療通訳が常駐しているので、首都バンコクと並んで家族ぐるみでの移住に適した都市です。

シラチャーのコンドミニアム事情

シラチャーのコンドミニアム

コンドミニアムとは、日本で言うマンションのこと。1部屋ごとにオーナー(大家さん)が異なり、それゆえ契約条件や内装なども一律ではありません。

日本の一般的な賃貸部屋との最大の違いは、家具・電化製品・日用品(キッチン用品など)が備えつけてあることでしょう。

設備の内容は部屋ごとに違うものの、生活するための一通りのものはたいていそろっているので、引っ越しの際に大きな家具を運ばなくていいのはありがたいです。

新しくきれいな物件が豊富

タイはここ数年のバブル景気でマンション投資が流行し、コンドミニアムの建設ラッシュとなりました。そしてシラチャーは現在でもその傾向がとても強く、次々と新しいコンドミニアムが建設中です。

したがって新しくきれいな建物が多く、いろんなこだわり条件に合わせて物件を探すことができます

シラチャーで日本人が多く住む地域は4つ

シラチャー

かなりおおざっぱな地図ですが、日本人が住むコンドミニアムが集まる地域はおおむね上の4か所となります。それぞれに利点や特徴があるので、ひとつずつ説明しましょう。

ロビンソンデパート近く

これが最も便利なエリアで、シラチャーの中心地(シラチャナコン)です。スーパーや様々な専門店の入ったロビンソンデパートを中心に、日本人向けのレストランや旅行代理店などもそろっています。

また総合病院もごくごく近く、便利さを重視するならこのエリアでしょう。つい最近建てられたばかりの高級コンドミニアムもあるので、生活の質を重視する方にも良さそうです。

シラチャーイオン近く

このあたりは4つの中で最も新しく開発された地域で、大きなイオンスーパーを中心にJタウンという日本人街になっています。24時間営業のイオンと日本人向けに特化したインターネットカフェやパン屋さんなどがあることが魅力でしょう。

ただし、スクンビットという大通りをはさんで東側にあるため、他の地域との行き来が面倒くさいのが難点です。

公園・海沿い

古いコンドミニアムとサービスアパートメントが並び、現在も建設ラッシュが続いている地域

利点としては、

  • しっかりとした日本人コミュニティが出来上がっている
  • 海・公園がありベランダからの見晴らしがよい
  • 小さめのイオンスーパー(24時間営業)ができて便利になった
  • 中心地も徒歩圏内

といったところでしょうか。

海沿い・市場近く

こちらも古い住宅街で、黄色く囲んであるところを中心に今でも外へ外へと開発が進んでいます

中心街からは離れているので、トゥクトゥク(三輪タクシー)やコンドミニアムの送迎サービスを利用することになります。

利点は、

  • 市場が近く、ハーブなどの変わった食材が手に入る
  • 海に面した高級レストランに近い

などでしょう。

市場のほかにも地元のタイ人向けの店舗が通りに並んでいたり、中国系タイ人の寺院が点在していたりするので、あまり日本人に適した地域とは言えないかもしれません。

シラチャーには日本の不動産屋も進出

シラチャー

コンドミニアム建設ラッシュを受けてか、ここ数年でシラチャーには日本人向けの不動産屋が増えました。センチュリー21やアパマンショップといった日本でも知られている企業の店舗もあります。

ちなみに私たちが引っ越してきたころは、日本語で問題なくやりとりできる不動産屋さんはなく、不安を抱きつつの契約となりました。そのころに比べれば、かなり便利になったと思います。

交渉次第で契約内容を変えるタイ人オーナーから部屋を借りるにはスムーズな意思疎通が必要なので、日本人にとってはありがたい傾向ですね。

まとめ~部屋選びにあたってのプチアドバイス

日本人の移住によって発展したシラチャー。コンドミニアムが多く、住む場所に困ることはありません。ぜひご自身のこだわりに合った物件を選んでください。

ただし、新しいからといってむやみに飛びつくのは危険です。日本と違い、万全の準備がされているわけではないので、最初の数年間は故障や不具合などが多いのです。これはお店やホテルなどにも言えます。

立地の不便さはトゥクトゥクや送迎サービスで何とかなるので、それよりは部屋の内装・設備や契約内容などを重視することをおすすめします。

※この記事の内容は2018年4月現在のものです。

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