タイ駐在員の給料は?日系企業の海外駐在員として働く私の給与事情

タイ 駐在員

私は2017年4月から日系メーカーの海外駐在員として家族帯同でタイに赴任しています。年齢は30代、役職は副社長で、主に営業をメインに統括しています。

一般に、日本から駐在員として派遣されると給料は日本で支給されている額の1.5~2倍になるので、所得が増えます。

さらに役職も日本より1~3段階上がり、接待すること・されることが多くなって身銭を切る機会も少なくなるので、より多く貯めることができます。

では、現役のタイ駐在員として働く私の給与事情をご紹介しましょう。

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タイ駐在員の月給:約73万円

タイバーツ

私の場合は月給制になります。

日系会社に勤める駐在員であればほとんどが当てはまると思いますが、現地で支払われる給与と、日本で支払われる給与の2種類になります。私の会社では総額を提示され、そこからいくらを現地で受け取るか指定することができます。

私の場合は

  • 日本円で約25万円をタイで受け取り
  • 日本円で約48万円を日本の銀行口座で受け取り

両者を合わせて合計約73万円が月々の給与となります。

支給は銀行振込

給与は毎月31日に指定銀行に振込で支給されます。会社によっては25日に支払われるところもありますが、ほとんどが振込だと思います。

私の会社ではタイの銀行大手カシコン銀行を指定されています。

タイ駐在員のボーナス:月給の4ヶ月分

ボーナスもあります。駐在員なのでボーナスは日本本社から支払われます

ここ5年は毎年6月及び12月の年2回で、それぞれ給与2ヶ月分が支払われています。つまり、月給の4ヶ月分がボーナスとして振り込まれることになります。

期末賞与(臨時ボーナス)

また、3年連続で期末賞与というものも支払われています。期末賞与とは会社が想定以上の利益を確保できた場合、余剰金を社員に還元する賞与のことで、1.5ヶ月分支払われます。

期末賞与は3月が終わってみないと分からないため、支給される時は臨時ボーナスのようなものでとてもうれしいです。

海外に駐在しているとボーナスは日本の口座に支払われるので受け取った感覚はありませんが、一時帰国した時に通帳記帳すると実感が湧きます。

タイ駐在員の住宅手当:月約24万円

タイの部屋

住宅手当はお金を支給されるわけではなく、会社が家賃を全額支払ってくれます

私の会社の場合、単身赴任者の上限は月THB60,000(約18万円)、私のような家族帯同者は月THB80,000(約24万円)までです。

※1THB(タイバーツ)=約3円(2017年10月)

タイ駐在員の通勤交通手当:車と運転手

日本のように電車やバスで通勤というわけではなく、通勤交通費はありません。代わりに、車と運転手が会社から支給されます。

これは、決して日本人が偉いというわけではありません。日本と違ってタイの交通事情はあまりよくなく、日本人が運転すると事故を起こすかもしれないので、それを防ぐために車と運転手が支給されるのです。

私の会社の場合は駐在員1人につき1台の車が支給されますが、他の会社は複数人で1台だったり、土日にプライベートで使用する場合は自己負担だったりなど、それぞれ取り決めがあります。

大手の会社になると、家族帯同の場合、家族用の車とドライバーが支給されているケースもあります。

私の場合は土日も基本的に会社支払いで、家族車の支給はありません。

家族は交通機関を使って移動可能

余談ですが、私はタイに赴任する前インドネシアに駐在していて、そこでは家族車が与えられていました。インドネシアは治安が悪い上に、公共交通機関も外国人が乗れるほど発達しておらず、車がないと身動きが取れないからです。

タイの場合はBTS(バンコク・スカイトレイン)、タクシー、トゥクトゥク(三輪タクシー)など交通機関が発達しており、治安もいいため、奥さんや子供も気軽にそれらの公共交通機関を使って移動できます。

タイ駐在員の福利厚生:一時帰国手当など

日本への帰国

駐在員は会社の費用負担で日本に一時帰国することが認められています。私の会社の場合、単身者は年に2回、家族帯同者は年に1回、帰国することができます。また単身赴任者は2年に1回、家族を会社負担でタイに呼ぶことができます。

一時帰国の場合は7日の休暇が認められています。大体、年末年始の休みか、タイのお盆にあたる4月のソンクラン休暇に帰国する駐在員が多いです。

また、福利厚生に該当するかどうか微妙なところですが、私の役職の場合、会社名義のクレジットカードが支給されます。これは立場上、お客さんとの会食や接待が多いため、私の裁量で使用することが許可されています。

まとめ〜待遇だけでなくやりがいもアップする海外駐在員

海外駐在員として働けば、給与が上がるのはもちろん、やりがいも日本より大きくなるため、私は海外で働ける限り働き続けたいと思っています。

最近の若い方はあまり海外志向ではないと言われていますが、日本で働くよりも確実に多くの経験をすることができ、成長スピードも速いです。

海外駐在員として働ける機会は決して多くはありませんが、チャンスがあるならぜひ手を上げてチャレンジしてみてください。

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