英語に自信がなくて海外就職をあきらめていませんか。リゾート地として知られる南太平洋の島嶼国フィジーでは日本人を相手とする仕事も多く、高い英語力を持たない海外就職初心者でも挑戦しやすいといえます。
私は実際にフィジーの日系企業に就職しました。
ここでは、フィジー就職の魅力や仕事の探し方のコツ、必要スキル、給料事情など、フィジーで働くために知っておきたいことをデメリットも含めて徹底的に解説します。
※1フィジードル=約50円
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フィジーで働く魅力とは
残業がない
フィジーでは、残業はほとんどありません。上司からの指示だとしても、従業員は猛反対します。
法律上、会社側が万が一残業をさせてしまった場合、残業時間分の代休を従業員に取得させる義務があります。そのため、会社側も残業に対して積極的でないのです。
また、フィジーの人たちは残業してまで仕事をするという考えはありません。ゆったりと働きたい方におすすめの環境です。
生活費が安く貯金しやすい
貯金がしやすいことも魅力のひとつ。
日系企業に就職した私の場合、月給が15~18万円です。それで貯金ができるの?という声が聞こえてきそうですが、賃貸のワンルームマンションも家賃月2万円程度、お米が5kgで300円程度。
生活費は月約6万円程度で済むので、無理な暮らしにもならず貯金もできるのです。
英語力に不安があっても大丈夫
フィジーの公用語は英語ですが、現地の人はフィジー語やヒンディー語を使うことが多く、英語を必ずしも得意とするわけではありません。
そのため、英語力に自信がなくても挑戦しやすい環境です。
また、伝えようという気持ちがあれば耳を傾けてくれる温厚な国民性のため、英語が苦手でも現地に溶け込みやすく、英語留学先としてフィジーを選ぶ人も増えています。
フィジーで働くデメリットとは
インフラや衛生面に不安
日本のような整った環境で仕事ができるとは考えない方がよいでしょう。
フィジーは発展途上のため、断水や停電は当たり前で生活インフラも整っているとはいえません。食中毒なども頻繁に起こるので、生鮮品の購入先に気をつけたり感染症対策を行ったりする必要があります。
時間にルーズ
気忙しくなく、ゆったりと仕事ができるのは魅力ですが、時間厳守の考えが希薄なことに戸惑うと思います。
待ち合わせ時間や納期などは守られないことが基本と思ってください。上述の通り残業も歓迎されることではないので、作業に遅れが生じてもその遅れを取り戻すのは難しいです。
現地の人と仕事を一緒に進める場合は、時間に余裕を持ち、途中の進捗確認が必要です。
日本円だと安い給料と貯金
メリットの一つとして貯金をしやすいと紹介しましたが、それはあくまでもフィジーの物価を基準にした場合。給与額は現地で長期滞在するには問題なく、貯金に回す余裕もありますが、やはり日本と比べると低めです。
あくまでもフィジーで生活する場合の貯金感覚と心に留めてください。
フィジーの産業や企業
主要産業
観光、砂糖製造や衣料製造が主な産業です。
最も勢いのあるのがマリンスポーツなどアクティビティ関連やホテルなどの観光業界。公用語が英語で物価が安く、きれいなビーチリゾートを満喫できるとあって多くの旅行客が訪れています。
現地の大手企業、有名企業
フィジーの大手企業といえば、国営航空会社フィジー・エアウェイズが挙げられます。フィジーを中心にオセアニア諸国を空の便でつなぎ、アジアでは日本や香港、さらにはアメリカなどにも運航路線を持つ一大企業です。
ローカル企業は比較的零細規模での経営が中心で、最近では海外資本が盛んに進出し、日系企業や中国資本の企業も参入しています。
進出している日系企業
2018年現在、H.I.Sなどの旅行会社はじめ日系企業が20社進出しています。
中でもフィジーでの日本語学校の運営や、日本の学生向け英語留学を提案するSouth Pacific Free Bird社は、日本とフィジーとのつながりを強めている会社です。随時留学生を募集しているほか、社員やインターン生の募集も随時行っています。
フィジーで日本人に人気の業種・職種と給料目安
日本人が採用されやすい業種・職種
難易度の低さという観点では、日本人を相手にする仕事が一番です。特に、日本語学校や、日本人の留学先である英語学校のスタッフなどが狙い目です。
日本語と英語が話せる人材はフィジー国内では少なく、現地の人に比べて有利です。
日本語学校や現地語学学校のスタッフは定期的に求人しているので、フィジー就職の近道といえます。
日本人に人気の業種・職種
やはりフィジー留学に関わるスタッフを希望する人が多いです。留学でフィジーの居心地の良さを味わい、そのまま留学先の語学学校のスタッフとなるケースも多いです。
また、ダイビングショップの店員やインストラクターなども人気。フィジーの海はサメなどもおり、ダイビング愛好家にとって非常に有名な場所です。趣味が高じてダイビングショップへの就職を希望する方も少なくありません。
日本人の給料・年収の目安
先に私の月給を15~18万円とご紹介しましたが、日本法人で雇用される場合は月約3,000フィジードル(約15万円)、年収約36,000~40,000フィジードル(約180〜200万円)が相場です。日本人以外の外国人も同程度の給与です。
デメリットの項目でも述べた通り、日本基準で考えると年収が下がることは否定できません。しかし、現地で暮らすには不自由しない収入です。
なお、日系会社では日本基準での昇給などの可能性もあるので、事前に確認しましょう。
フィジーの平均年収は45万円
現地労働者の月給は約700~1,000フィジードル(約3万5000〜5万円)、年収は約9,000フィジードル(約45万円)といわれています。この金額でフィジー国内では生活に困ることはないのです。
そのため、現地の人からは外国人は「お金がある人」と見られがちで、外国人を狙った空き巣も発生しています。
フィジーで働く方法
1. 現地採用社員になる
現地で採用されることを目指すなら、企業に直接自分を売り込むのが一番です。
フィジーの主な産業は観光であり、日本食レストラン、ダイビングショップ、ホテルなど日本人を相手にしたビジネスが数多くあります。
日本人のように丁寧なおもてなしができる人材は、フィジーには多くありません。そのため、即戦力となる日本人スタッフは期待される人材です。
2. 日本企業の駐在員になる
フィジーに支社などを持つ日本の本社で採用され、駐在員になる方法です。日本で社員教育を受けてノウハウも身に付けてから派遣されるため、現地採用社員と比べて給与も高いです。
ただし、フィジー駐在員になれるかどうかや駐在任期などは会社が決めることなので、希望どおりに進みにくい面があります。
日頃からフィジー駐在希望をアピールし、選ばれるためのスキルアップを欠かさないなどの準備が必要です。
3. インターンシップをする
諸外国と比べると、フィジーではインターンシップは盛んではありません。
それでも、数は少ないですが日系企業を中心にインターンシップを行っているところがあります。例えば、現地の日系外国語学校が補助スタッフを募集するなどしています。
多くは半年から1年程度の期間なので、お試しで働いてフィジーの雰囲気を味わうのもひとつの方法です。その経験をもとに別の国で働くステップアップのプランも可能でしょう。
注意すべきなのは、インターンシップであっても就労ビザの取得が必要なこと。2020年6月現在、フィジーでは残念ながらワーキングホリデー制度は利用できません。
就労ビザを取得するには
フィジーで働くには就労ビザが必須です。しかし、その取得には大きな壁が存在します。
なぜなら、その仕事がフィジー国内の人間にはできないものだと証明されなければビザが下りないからです。
そのため会社は、「求人を出したがフィジー人の該当者がいなかった」として就労ビザの申請手続きを行います。したがって、日本にいる間に勤務先を確定させておくことが必要です。
なお、ビザ発給までには3カ月程度かかります。今の仕事を辞めてフィジーに転職する場合はタイミングに注意しましょう。
フィジーで働くその他の方法
フィジーでは、現地人の人材が見つからない場合にのみ外国人に就労ビザが発行されます。そのため、会社員以外として働く方法は少ないです。
青年海外協力隊に参加する
長期派遣・短期派遣と2種類あり、フィジー国内でも隊員が募集されています。現地支援の実務経験が問われ、農業系や医療系の派遣先が多いのが特徴です。
ハードルは高いですが、現地の人に密着した活動になるので、実務経験を活かしてフィジーのために働きながらキャリアを形成したい方におすすめです。
留学しながらボランティア
留学とボランティアを組み合わせる方法もあります。昼間に英語を勉強し、休日などを利用して観光地のゴミ拾いをしたり、現地学校のスタッフとして授業の支援を行ったりします。
その間、日本人正社員などの働きを見ることができるため、お試しでフィジーの様子を感じてみたいという方にはおすすめの方法です。
無給のため学生ビザがあればよく、留学のプランとしても採用されています。
留学中に近隣国でワーホリ体験も
フィジーで語学留学しながらオーストラリアやニュージーランドなど近隣の国でワーキングホリデーを利用するプランも比較的人気です。
フィジーではワーキングホリデーはできませんが、まずは留学で英語力を高め、その英語力を活かして別の国でのワーキングホリデーに挑戦することも十分可能です。
フィジーで働くために必要なもの
熱意
就労ビザ取得の難易度が高いため、会社側は応募者がフィジーで長く働けるどうかを重視する傾向があります。面接の際には、フィジーで長く働きたいという熱意を伝えましょう。
英語力
日本人・現地の人を相手にする仕事であれば、TOEICスコア600点程度で問題ありません。
しかし、欧米系など英語をメインで使用する会社や、英語圏の観光客などを相手にする仕事を希望する場合は、より高いレベルを求められることがあります。
フィジーはインド系住民が約半数を占めるため、話されるのもインド語なまりのある英語です。一緒に働く現地の人とのコミュニケーションも念頭に求人内容を確認してください。
特別なスキル・経験は必要なし
英語力以外に特筆すべきスキルは求められない求人がほとんどです。英語も、現地の人とコミュニケーションを取れる程度にスピーキング・リスニング・ライティング・リーディングができれば問題ないでしょう。
フィジーの求人の傾向としてはサービス業が多く、募集されている仕事の経験があれば比較的採用されやすいです。
海外で働くのが初めてという方にとってチャンスが多い環境だといえます。
フィジーの求人の探し方
日本の転職エージェントを利用する
これが一番確実な方法です。転職エージェントや転職サイトで「フィジー」と探せば出てきます。
日系企業の場合は、日本の転職エージェントを使って求人活動を行うことがあります。日本人にとってもなじみの深い求職方法のため、お互いのマッチングがしやすいことが利点です。
求人は非公開のものもあるのでエージェントに確認してみるとよいでしょう。おすすめエージェントは後に詳しくご紹介します。
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現地のサイトを利用する
フィジー最大手の「My Jobs Fiji」というサイトがあります。現地の人向けの求人が掲載されており、日本の転職エージェントなどを使うよりも求人の幅が広いという特徴があります。
しかし、ほとんどがフィジー人対象の求人であり、どの求人でも基本的にはフィジー人を優先するため、日本人ならすでに現地に在住している人のみが利用できるものとなります。
- My Jobs Fiji:https://myjobsfiji.com/
また、「Learn 4 Good」というサイトでは、求められる英語力は上がりますが外国人もエントリーできるフィジーの求人があります。
- Learn 4 Good:https://www.learn4good.com/
フリーペーパーを見る
フィジーでは、日本人向けのフリーペーパーが日本語で発行されています。
空港などで配布されており、基本的には観光客向けの情報が中心ですが、日本人コミュニティー向けとして求人情報も掲載されています。
日本人のツテを頼る
フィジー在住の日本人にツテがあるなら、求人情報を直接聞いてみるのもひとつの方法です。
知り合いがいなければフィジー在住の日本人コミュニティーとつながりを作り、仕事を探している人や会社を探すという手もあります。
また、日本人経営者がホームページに日本人を対象にした求人を掲載していることもあります。
フィジーを目指すためのおすすめ転職エージェント
LHH転職エージェント
世界規模で人材事業を展開しているアデコが運営するエージェント。そのため、外資系などの求人に強いです。
エンジニア、営業など各職種に特化したコンサルタントを行うので、明確に何をしたいかが決まっている方はLHH転職エージェントに登録するのがよいでしょう。
20~30代のポテンシャル層の転職に強く、英語力に自信がなくてもフィジー求人の相談ができます。また、人材を求める企業側と仕事を探す転職希望者側のどちらにも同じ担当者が対応するので、社風とのマッチングも可能です。
JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
ハイクラス求人(おおむね年収600万円以上)を得意とするエージェント。海外での求人も比較的多く存在します。フィジーで役職者として勤務したいならJACリクルートメントを利用しましょう。
ほかの多くの大手エージェントと違い、担当者がキャリアアドバイザー(転職者側)と法人営業(企業側)を兼務する両面型のため、圧倒的に企業への推薦力があります。
キャリアに自信がある人に向いているエージェントです。
doda(デューダ)
若年層向けとして広く支持されているエージェントです。
特徴は充実したサポートで、キャリアアドバイザーの丁寧なサポートが強みです。経験が浅くても、これまでの仕事ぶりから得意なことを見つけ出してくれます。
キャリアにあまり自信がない方も利用してみましょう。
フィジーでの労働時間と休暇
勤務時間・残業
日系企業であれば、基本的には日本同様の勤務時間になることが多く、定時退社が基本です。日系であってもフィジーの他の企業と同様に、残業が発生すれば同じ時間分の代休を取得させる義務があります。
勤務時間は日本と同じく8時間程度ですが、フィジーの人は休憩時間が多いです。時間の感覚がゆるく、まったりと仕事をする雰囲気です。
休日・有給休暇
日本と同様、土日祝日はお休みですが、一部のお土産店などは土日でも営業しています。
祝日は原則お休みで、毎年固定の祝日とそうでない祝日があります。1月・3月・4月・6月・9月・10月・11月・12月に祝日があり、中には聖モハメド誕生日やイースター、クリスマスなど宗教儀式としてのお休みもあります。
日系企業であれば有給休暇ももちろんあり、年末年始の長期取得もしやすいです。一方、現地企業の場合、パート化が進み有休が取得できない場合もあるため気をつけましょう。
フィジーでの福利厚生
各種手当
フィジーの企業には、福利厚生の類はほぼありません。日本ではおなじみの住宅手当や家族手当などもありません。
日系企業や外資系企業などではその企業のお国柄が反映され、各種手当などが付くところもありますが、現地企業の場合は正社員であっても期待しない方がよいでしょう。
産休・育休
母性保護休暇(いわゆる産休・育休)は有給ですが合計3カ月までの制限があります。
子育てと両立しながら働く人はベビーシッターを雇うなどして対応しますが、産休・育休期間の短さを理由に仕事を辞める女性も多いです。
また、会社都合で産休・育休を最長期間取得できないなど、会社が制度を遵守しないことが社会問題となっています。
フィジーの働き方の特徴
時間感覚がゆるい
なんといっても、フィジータイムと呼ばれる時間感覚のゆるさです。
時間どおりに仕事が始まらないのはもちろんのこと、期日までに仕上がることはまずありません。仕事が終わっていなくても、終業時刻になったらきっちり帰宅します。
そのため、現地の人と一緒に仕事をする場合は、念押ししたり頼み込んだりするなどやり方を工夫する必要がありそうです。
共有文化ケレケレ
ケレケレという文化があります。これは何かをシェアするということで、伝統的にムラ社会で個人所有の観念が薄いフィジーで根付いている価値観です。
例えば、ボールペンをケレケレ(貸し)したり、タクシーをケレケレ(相乗り)したり。そして、ボールペンは返ってこないこともあります。というのも、ケレケレはshareだけでなくgiveの側面も持っているためです。
お金など大事なものは貸さない、なくなると困るものには名前を書いておくなどの対策が必要です。
上下関係が比較的厳しい
フィジーでは上下関係が比較的厳しく、年上を立てることが求められます。もともとフィジーはムラ社会であったため、上司にたてつくことは避けるべきという風潮が根付いています。
さらに、フィジーの会社は親族で経営していたり、同じ人種のコミュニティーでつながっていたりするので、良いうわさだけでなく悪評などもすぐに広まってしまうことがあります。
そのため、上司に意見を申し立てる場合は言い方や伝え方に気を遣う必要がありそうです。
フィジーの税金(消費税、環境税、所得税)
フィジーで働き生活するなら、税金の支払いも必須です。どのような税金があるのか知っておきましょう
日本でいう消費税にあたる付加価値税(VAT)が9%。原則として内税で、店頭の値段はVAT込みで表示されています。
また、レジ袋には環境気候適応税が課金されます。
所得税は年間所得により異なります。居住者の場合、年間課税所得30,001フィジードル(約150万50円)以上についてそれぞれの税率分が課されます。
フィジー就職後の可能性
管理職ポジションを狙う
日本人の場合、一般にフィジー現地の人に比べて勤勉な勤務態度のため比較的早く昇進します。経験を積めば管理職のポストも可能です。
フィジーでは女性の社会進出が進み、管理者を務める女性は約50%といわれています。そのため、女性が管理職に就くことに不思議はなく、ジェンダーによる差別はありません。
マネジメントスキルをつけて他国へ転職
フィジータイムで働く従業員を管理することで、マネジメントスキルが磨かれるといわれています。
従業員にどのように仕事をさせるか考えてフィジーでプロジェクトを成し遂げた経験がある人なら、そのマネジメント能力を活かして他の国でも活躍できるでしょう。
日本でグローバル人材になる
フィジーは発展途上国であり、インフラも未発達です。仕事も生活も日本とは異なり苦労することが多いだけに、その経験やたくましさが日本帰国後に生きるでしょう。
また、英語で仕事をしていたという経験も、日本で働く上では高く評価されます。
まとめ〜世界で通用する人材になろう
勤勉な日本人はフィジーでも引く手あまたです。まずは仕事を見つけて経験を積み、転職して仕事の幅を広げながらスキルアップしていきましょう。そうすれば、将来的にはほかの国で働く道も十分視野に入れることができます。
海外就職初心者にも、世界のどこでも通用する英語力と仕事力を身に付けるチャンスを与えてくれるフィジー。フィジー就職は、グローバル人材へと成長する第一歩だといえるでしょう。
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