東南アジアの中でも他国と1、2を争いながら経済が発展し続けているマレーシア。2020年には先進国の仲間入りをすると言われています。発展途上国独特の活気と熱気の中で自分も成長したいと考え、マレーシアに来られる日本人の方も多くいます。
ここでは、そんなマレーシアで筆者が実際に行った就職活動についてお話ししたいと思います。これからマレーシアや海外の他の国で活躍したいと思われる方達の参考になれば嬉しいです。
就職活動はマレーシア現地で行う方が有利
日本で現在仕事をされていて、将来マレーシアで働きたいと考えている人も多くいるでしょう。そんな人達は日本でマレーシアの求人を見たり、マレーシアでの就職を斡旋している企業の説明会や個人面談などに参加されているかもしれません。
しかし、マレーシアでは一般に空いたポジションに人を募集していることが多いので、採用スパンが短いです。一次面接までは電話やスカイプで対応してくれますが、最終面接は現地マレーシアでの対面式になるでしょう。
また、すでにマレーシアに入り就活されている日本人の方も大勢いるので、日本で就活しているとなると、同じ土俵に立てていないため不利になります。
マレーシアの日系人材会社やビジネスサイトを利用
筆者はマレーシア在住だったので、日本企業が経営している現地の就職斡旋会社と面談して仕事を紹介してもらったり、インターネットで就活サイト等を見たりしていました。
マレーシア就職に強い「JACリクルートメント・マレーシア」
マレーシア就職最大手の日系就職斡旋会社。一度面談をすると定期的に求人メールを受け取ることができ、個人的に求人紹介もしてもらえます。自分のマレーシアでの市場価値を知り、マレーシア就職の知識を深めるためにも、日系の就職斡旋会社での面談は一度行うといいでしょう。
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
Facebookのビジネス版「リンクドイン」
- 公式サイト:https://www.linkedin.com
筆者は実際にこのウェブサイトを使い、マレーシア就職をしました。使い方はFacebookと同様で、個人プロフィールを作成し人とのつながりを作っていきます。
このウェブサイトはビジネスに特化しているので、自分のプロフィールを見てスカウトマンが連絡をくれたりします。筆者も実際にスカウトメールを頂いた経験があります。ただ、マレーシア在住なのに日本からの就職スカウトばかりだったので、スカウトで現地に就職先を見つけるのは難しいかもしれません。
リンクドインでは、自身の職歴に合った求人情報も随時更新されていきます。筆者はその中に、マレーシアに支社があるアメリカ企業の日本人スピーカーの求人を見つけ、応募しました。
マレーシアでの就職面接はどんな雰囲気なのか
筆者の場合、応募から採用までは
- オンラインで履歴書提出
- 課題(試験)を受ける
- マレーシア企業の現地オフィスにて一次面接
- スカイプで最終面接
- 現地のオフィスを見学
- 正式なオファーを受ける
というプロセスでした。
履歴書提出後の課題(試験)は、応募職種が専門職だったので、面接を受ける資格があるか確かめるためのものだったと思われます。
一次面接は、その企業で働いている日本人と外国人との2対1。きっちりとした「ザ・面接!」という感じでかなり緊張しました。しかし、最終面接はマレーシア人と他の外国人とのスカイプ面接で「ザ・マレーシアの面接(!?)」という感じでした。かなりフランクで友人とお喋りしているようだったので、「これが外資系の面接なのか」と思いました。
マレーシアで就職が決まれば就労ビザを申請
いざ、就職先が決まっても、そこで安心してはいけません。外国で働くには就労ビザが必要です。マレーシアも例外ではなく、ビザ申請のためには多くの書類を提出しなければなりません。
筆者は
- パスポートの全コピー
- 英文履歴書
- 高校以降の英文卒業証明書
- 日本の住所
- 背景青の証明写真
上記の提出を求められました。
なお、2016年9月からビザ発行のプロセスが変わり、初めてビザを申請する場合はマレーシア国外でしか受け付けてもらえなくなりました。
そのため、既にマレーシアにいた筆者は(採用時点では観光ビザで滞在中)、就労ビザが発行されると隣国シンガポールのマレーシア大使館まで足を運び、ビザのスタンプをパスポートに押してもらいました。日本にいる方は、日本のマレーシア大使館でビザを受け取る形が一般的でしょう。
以前もマレーシアの会社で働いていた筆者は「随分厳しくなったなぁ」と感じますが、これは増えすぎた外国人労働者を規制する意味があるそうです。
まとめ~根気よくチャンスを待とう
晴れてマレーシア就職が決まれば、日系企業でも外資企業でも同僚の大半はマレーシア人になることでしょう。マレーシアは多国籍国家で様々な人種がいるため、初めは宗教や価値観の違いに困惑することもあるかもしれません。しかし、日本では体験できないような刺激的な日常が待っています。
就職活動は簡単ではありませんが、スキルを磨きながら粘り強く続ければ、必ずチャンスはやってきます。あなたも日本を飛び出して、マレーシアで働いてみませんか?
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