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フィリピン生活でかかる一ヶ月の生活費とは?マニラ・セブのエリア別で解説

マニラ

フィリピンで新しい生活を始めたい。でも物価や生活費についてまだ分からない……。

日本出発前にあらかじめ知っておくと、すこし貯金をしてみたりと対策がとれるので安心できますよね。今回はフィリピンの二大都市であるマニラとセブ島で一人暮らしをする場合の生活費についてお話しします。

実際の私のマニラでの生活費を元に紹介します。みなさんが実際に生活するときとは少し違うかもしれませんので、参考としてお読みください。(1フィリピンペソ=約2.19円※2021年)

目次

フィリピン生活5つの魅力とは?

ポジティブ思考のフィリピン人に元気をもらえる

フィリピンの空

フィリピン人は歌が大好きで、周囲を気にせず、どこでも歌い始めます。家にいるときはもちろん、道を一人で歩いているときや、ショッピングを楽しんでいるとき、なんと仕事をしているときも、鼻歌を口ずさんでいるのです。

一番驚いたのは、ショッピングモールの家具売り場の店員さんが、テレビ付属のカラオケセットでマイクを使って熱唱したときです。「えっ!仕事は?お客さんは?!」と思わず疑ってしまいましたが、フィリピンでこの光景は普通なのです。

フィリピンはまだ格差社会で貧富の差が激しいですが、歌を歌えば元気になる!という考えが強く、苦しいことがあっても皆で歌を歌って笑い飛ばすことが多いのだそうです。

繊細でいて、ポジティブなフィリピン人一緒にいると、自分の悩み事が小さく感じ、とてもパワーに溢れます。

大自然が身近にあり週末は満喫できる

フィリピンのビーチ

フィリピンの自然というとセブ島の海や、ボラカイ島のロング・ビーチを連想する人も多いでしょう。

もちろんこれらは有名な観光スポットですが、フィリピンには約8000の島があり、それぞれに独特な魅力があって何年住んでも制覇できないくらい自然でいっぱいです。

都心から車で3時間ほどで着く「アニラオ(anilao)」は世界的に有名なダイビング・スポット。他ではなかなか体験できないマクロの世界を楽しめます。

またサーフィンの聖地でもある「シルガオ(Siargao)」も飛行機で都心から2時間弱で手軽に旅行が楽しめます。

祝日も多い

ちなみにフィリピンは国の祝祭日が多いので、連休を使って「コロン(Coron)」でのジュゴン・ウォッチング、「バナウェ(Banaue)」で世界遺産のライス・テラスの棚田を散歩というのも良いですね。

週末ライフをこれだけ満喫できる国はないと思います。

ナイト・ライフも充実

フィリピンの夕暮れ

夜は治安が悪く外を歩くのが怖いというイメージがあるかもしれませんが、フィリピンの繁華街は観光客も多く夜遅くまで明るく賑わっています。

最近の人気スポットはナイト・マーケット。屋台が多く出店し、世界各国の料理をお酒と一緒に楽しめます。

また、若者の口コミで広がる隠れ家バーが都心にはたくさん存在しており、有名なのはコンビニエンスストアのレジの裏が入口だった!という驚きのバーです。クラブも人気で、メンバー制の高級クラブで朝まで歌って踊りあかす人も多いのだそうです。

その他、カラオケや映画鑑賞も夜遅くまで楽しめます。渋滞が多いフィリピンでは、ラッシュ・アワーに家に帰るより少し夜を楽しんでから帰宅したほうがよさそうです。

物価が安くてコスパがいい

スーパーマーケット

ご存知の通り、物価が安く、特にローカルのデパートでは食料品が手ごろな価格で手に入ります。お水は500ミリ1本で約40円、野菜とお肉を一人で一週間分買っても1000円超えません。

何よりも嬉しいのは、一人暮らしのコストが圧倒的に安いことです。都心でプールとジム付きのアクセスが良いお部屋で家賃相場は4万円から。東京の六本木のような場所でこの程度の価格です。

後ほど詳しく解説しますが、トータルで考えると日本より良い条件でも安く済ませることができています。

日本食も豊富で嬉しい

海外移住者がよく口にする「美味しい日本米とお味噌汁が食べたい……。」という悩みはフィリピンではすぐに解消できてしまいます!特に都心は日本人が多く移住しているので、日本人経営の日本食屋があちこちに存在しています

さらに日本食ブームの影響で、あの有名ラーメン店から牛丼屋、カレー屋、居酒屋チェーン店までも出店していて種類は豊富ですので、食べたいときに食べたいものを楽しめます。

マニラの一ヶ月の生活費とは

家賃

ホテル型マンション

私は6年半の滞在で何度か引っ越しをしましたが、スタジオタイプの1ヶ月の家賃は、3500ペソから15000ペソ(約7000円〜3万円)でした。

家賃の差は、マニラの場合、

  1. 立地
  2. セキュリティーの高さ
  3. 設備

により異なります。

マカティ市やボニファシオ・グローバルシティなど外国人やお金持ちのフィリピン人たちが多く住むところでは、部屋のサイズに関わらず家賃は高めです。

セキュリティー

セキュリティーについては、コンドミニアムなどゲートや建物の入り口にガードマンたちが24時間体制で管理しているところは高く、そうでないところは安いのですが安全は保証されません。

家の設備

設備については、部屋内部というよりもコンドミニアムにプールやスポーツジムがついていると高くなります。マニラでは、駅近やバス停に近いことで家賃に差が出ることはありません。

光熱費

フィリピンは水道代は安いです。一人暮らしなら50ペソから100ペソ(約100円〜200円)です。

逆にフィリピンはアジアでもっとも電気代が高い国と言われています。

一人暮らしでも暑いからといってエアコンをつけっぱなしにしたり、電気温水シャワーを毎日使えば1ヶ月3,000~5,000ペソ(約6000円〜1万円)してしまいます。

この額は、一般的なフィリピン家庭の収入と比較すると大変高いです。

通信費

通信

一人暮らしになくてはならないのがインターネット回線です。

プロバイダーもプランも様々です。

例えばポケットWi-Fiをプリペイドのシムカードで利用した場合、500ペソ(約1000円)のプリペイドで連続6時間くらい使えます。月額プランを契約した場合、2500ペソから3000ペソ程(約5000円〜6000円)を毎月準備した方がよいでしょう。

ネット環境は良くない

回線スピードは大変遅く、また都市部に住んでいてもシグナルが弱かったり、大雨などで回線が不通になって復旧までに2、3週間かかったりと、イライラの絶えないインターネット事情です。

食費

一人暮らしで毎日自炊、は大変ですね。外食をしたり持ち帰りをしたりすることが多くなると思います。

安く済ませるなら食堂へ

安く済ませたい場合、街や公設市場には「トゥロトゥロ」と呼ばれる食堂があります。トゥロトゥロは「ずらりと並べられたおかずの鍋を、指差して選ぶ」というところからこう呼ばれるそうです。ご飯1つにおかず1つならば50ペソ程(約100円)からあります。

しかし、衛生的でない飲み水が提供されたり、スプーンやフォークがちょっと汚かったりと、最初はおなかを壊したりするかもしれません。サービスの水は飲まない、食べる前にスプーンやフォークはナプキンで拭くなどしてください。

マクドナルドやフィリピン代表のファーストフード店ジョリビーで食事をする場合、セットミールは50ペソから250ペソ(約100円〜500円)です。レストランの場合、一人だいたい500ペソ(約1000円)からとなります。

関連フィリピンの市場、マニラ周辺のマーケットで買い物をしてみよう

交通費

メトロ

マニラには様々な公共交通機関があります。私がマニラにきた6年半前と比べると、ずいぶん交通費が高くなったなと最近感じます。

鉄道

まずマニラの鉄道MRL、LRT。目的地によりますが、15から30ペソ(約30円〜60円)です。駅はいつも大変混み合っていて、スリも多いです。

ジープニー

次にフィリピンを代表する乗り物ジープニー。目的地にもよりますが、だいたい7ペソ50センタボ(約15円)から。

ジープニー路線図作成は絶対不可能だ!と思わせる程、マニラ首都圏の様々な場所で蜘蛛の巣のように様々なルートがあります。危険な地域、夜間を除いて利用すれば、大変便利な乗り物です。

バス

次にバス。エアコンなしとエアコンありで値段が違います。エアコンなしなら1区間12ペソ程(約24円)、エアコンありなら20ペソ程(約40円円)です。エアコンなしは、乗車口を閉めないまま高速で走るバスもありますので、しっかり座席にしがみついてください。

タクシー

タクシーの初乗り運賃は40ペソです。エアポートタクシーと呼ばれる黄色いタクシーは初乗り70ペソです。

フィリピンのタクシーは、通常10から50ペソのチップを上乗せして運賃を払います。また、運転手によってはメーター料金でなく言い値で運賃を要求することもあります。

その他、ラッシュアワー時はメーター運賃+50ペソを請求されたり、その目的地には行きたくないと乗車拒否をしたりと、日本のタクシーではありえないことが頻繁におこります。タクシーを利用するときには注意してくださいね。

マニラでの一ヶ月の生活費合計

  • 家賃:約15,000ペソ
  • 光熱費:約5,000ペソ
  • 通信費:約3,000ペソ
  • 食費:約10,000ペソ
  • 交通費:約2,500ペソ
  • 雑費:約6,000ペソ

合計:41,500ペソ(約89,640円)

セブ島の一ヶ月の生活費とは

家賃

2年ほど住んでいた一軒家の家賃は25,000ペソ(約54,000円)でした。

庭付き、3部屋、メイド部屋、シャワー2箇所、トイレ2箇所、駐車場3台の一軒家でしかも新築です。

せっかく住むなら大きい家がいいかなと試しに住んでみました。

コンドミニアムなどで探せば5,000ペソ(約10,800円)ぐらいから探すことができます。

光熱費

水道代は200ペソ程度(約432円)、電気代2,000ペソ(約4,320円)程度です。

通信費

gloveにて自宅にWi-Fiを用意しました。料金は2500ペソ/月です。少しでもネット回線を早くしようとこちらには少し高いプランを選びました。

スマホはプリペイドチャージにて使用し400ペソ/月です。

食費

基本的には日本食を食べにいくなど外食が多かったこともあり、月に15,000ペソ程度かかりました。

交通費

セブ島にもジープニーやタクシーがありますが、渋滞が激しいためバイクを購入。

月に500ペソ程度ガソリンを入れれば、1ヶ月は快適に運転できます。

セブ島での一ヶ月の生活費合計

  • 家賃:約25,000ペソ
  • 光熱費:約2,200ペソ
  • 通信費:約2,900ペソ
  • 食費:約15,000ペソ
  • 交通費:約500ペソ
  • 雑費:約5,000ペソ

合計:50,600ペソ(約109,296円)

まとめ

自分がフィリピンで生活をしたら、一ヶ月どれくらいかかりそうかイメージが湧きましたか?

ここで紹介したものは目安ですので、実際自分で住んでみると、もっと高かったり、逆に低く抑えることができるかもしれませんね。

日本とは環境が違い、驚くこともたくさんあるかもしれませんが、住めば都。フィリピン生活を楽しんでくださいね!

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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