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難しそうで簡単な、簡単そうで難しい海外での労働ビザの取得の話

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パスポート

海外で働くために労働ビザの取得はしなければならないことの一つです。

国によっても決まりは違いますし、取得期間や場所なども変わってきます。これまでわたしが働いてきた国でのビザの取得についてご紹介します。

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労働ビザは会社が取ってくれるもの。本人は書類を用意するだけ!!

書類

これまでいろいろな国で労働ビザを取ってきましたが、労働ビザというのは基本的には会社が取ってくれるもの……というよりむしろ会社でしか取れないものなので、さほど苦労はないというのが通常です。

そうは言ってもそこは海外。「苦労」というほどでもありませんが、なぜかよく分からない「ちょっといらいらする体験」というのはよくするものです。

日本語教師のビザの取得というのは簡単そうに見えて、意外と難しいのではないかと思います。一応、教育関係ということで高学歴も求められますし、アメリカ、豪州の大学などで働きたい場合はその国の教育資格が必要です。

日本語学校でも小さい所では「教育者」としてのビザではなく、「一般事務員」や「コンサルタント」などの名目で取得しているのではないでしょうか。

授業中に逃げなきゃいけないかもしれない先生って…(マレーシア)

出口

マレーシア・クアラルンプールの学校では、規模も大きく20名ほどの先生もいたので、ビザ取得に関してそれほど心配していませんでした。手順は学校にお任せすればいいと考えていました。そして、ビザの手続き自体は問題なかったのですが……。

書類を提出してからビザが出るまでには3か月ほどかかります。けちで、いえ、倹約家で有名だった校長はちょっとフライングで待機中のわたしにも授業を受け持たせました

今まではそれでも全く問題がなかったようです。恐らくわたしの運が悪かったのでしょう。そのころなぜか入国管理国が厳しくなり、写真入りの名簿を手に学校に抜き打ちチェックに入るようになりました。

さりげなく裏口から

その時、校長がわたしに出した指示は「さりげなく裏口から逃げなさい」でした。授業中にどうやって「さりげなく」抜けられるのか教えてほしいものです。さすがマレーシアで一番の学校のトップに立つ人は違うなと思いました。

結局、運よくその3か月授業をしているときに検査の人は来なかったのですが、わたしは「お腹が痛くて」とか「教材を忘れて」とか学生に対する苦しい言い訳を用意していたものです。

思えばこのときも大変でした(タイ)

書類

タイのときも観光入国、労働ビザへ切り替えという話でしたので、それを信じ、バンコクへ旅立ちました。着いた途端に現地で労働ビザへの切り替えはできないと言われました。

その時は二人同時に赴任していたので、一人が帰国し、3か月以内にビザを取得後、入れ替わりにもう一人がビザを取りに帰るということで、先にわたしが日本にとんぼ帰りすることになりました。

その後、何度、千葉から目黒のタイ大使館へ通ったでしょう。行くたびに書類の不備が発覚し、なかなかビザが取れませんでした

ただ、わたしの前に並んでいた某有名日系企業の男性も書類の不備を指摘されていたので、本当に難しかったのかもしれません。

3か月まるまるビザ取りだけのために日本に滞在し、戻ったころにはもう一人の先生はやめることになっていました。タイの暑さに慣れず、体調もずっと悪いようでした。

総合的に考えると彼女にとってはラッキーでした。

労働ビザは1年ですから、ビザを取ってから辞めるよりも取る前に辞めるほうがいいに決まっています。「いい体験ができた」と思えば、この3か月の不法労働も許せるでしょう。

更新時に出会った奇妙な弁護士…(フィリピン)

フィリピンの会社では「コンサルタント」という名目でビザを取ってもらっています。エージェントがついてきてくれますから、きちんと書類を揃えて役所へ行けば簡単に取得できました。

むしろ更新のときのほうが大変でした。更新手続きは1年毎にしなければなりませんが、いったん取得できたものを延長するだけですので、本来は全く問題がないはずでした。

問題というほどではないのですが、意地の悪い、変な弁護士にあたってしまったのです。更新手続きは予約をとって、会社とエージェントの人と一緒に行きました。

弁護士と面接をし、フィリピンに滞在するに適した人であると認めてもらうことがそのときの目的でした。通常は仕事内容と滞在期間を聞かれるだけだという話です。

始めは普通でした。しかし、だんだん弁護士が「これはビザの更新と関係がないのでは?」という話を始めてきました。

「ジプニーに乗ったことある?」「既にフィリピンに1年いるけど、もう帰りたいんじゃないの?」「タガログ語は分かる?」「愛してるって日本語でなんて言うの?」などなど。

隣にいるフィリピン人スタッフがはらはらしているのが分かりますし、わたしはいらいらするしで、散々な面接でした。部屋を出た途端、3人でこれはいったいどういうことかと話し合ったぐらいです。

きっと毎回同じことを聞いていて飽きてしまったんだろうとか、変な質問をしてこちらの忍耐力をテストしているのだろうという結論になりました。

信用できる勤め先なら、ビザの心配はないはず!

海外で仕事を探す場合、面接の時点でビザのことをはっきりさせておくことは鉄則です。

どういう種類のビザを取得するのか、費用はどちらが持つのか、書類は何が必要かなど、確認しておきましょう。

そこでこれから勤める会社の信頼度を測ることもできます。

まとめ

ビザの決まりというのは意外としょっちゅう変わるものです。

また労働ビザというのは、同じ国でも会社の大きさによって出やすかったり出にくかったりということもあります。大切なビザのことですから、きちんと確認して、スムーズに取得してもらいましょう。

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