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マレーシアの日系企業でマネージャーとして働く現地採用社員の1ヶ月の生活費はどれくらい?

計算

物価が日本の3分の1と言われてきたマレーシアですが、最近ではGST(goods and service tax)が導入されたり、物価や家賃が上がったりしてきています。

マレーシアで就職したいけれど、生活費はどれくらいなのか、現地採用のお給料で生活できるのか。

そんな疑問や不安を抱えている方の参考になるよう、実際にマレーシアの日系企業で現地採用社員として働く私の1ヶ月の生活費をご紹介したいと思います。

※1RM(マレーシアリンギット)=約26円

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目次

マレーシアでの家賃

マレーシア

郊外での一人暮らしなら月6~7万円台

私が住んでいるのは、首都であるクアラルンプールから車で15分ほどのところにあるチェラス(CHERAS)という町です。

チェラスでの一人暮らし(1LDK)では、管理費込みで月2,500~3,000RM(約65,000~78,000円)が家賃の相場です。私の場合、家賃は会社が負担してくれています。

都心部に近い町なので、建物も比較的新しく清潔感のあるものが多いです。うまく探せば、ジムやプール、公園、テニスコート、映画館などが付いているところもあります。

マレーシアでは一軒家が強盗のターゲットにされることが多いので、外国人はたいていセキュリティのしっかりしたコンドミニアム(日本でいうマンション)を選びます。

駐車場はある?

基本的にコンドミニアムは1物件につき駐車場は1台分しか用意されていませんが、空いているスペースを買い取ることもできます(管理会社によっては販売していないところもあります)。

マレーシアでの光熱水道費

光熱費

一人暮らしでは電気とガス代を合わせて月平均150RM(約3,900円)、二人暮らしでは230RM(約6,000円)ほどです。

マレーシアも日本と同じように各家にメーターがあり、毎月使った分だけ請求がきます。

今までは郵便局などに行って支払う必要があったのですが、最近ではインターネット上での支払いができるようになり、その分、時間を節約することが可能になりました。

水道代

一人暮らしで月平均40RM(約1,040円)。毎月請求書が届きます。コンドミニアムの場合は管理事務所に支払いをするケースが多いようです。

マレーシアは南国ということもあり、私の場合は滅多に浴槽にお湯を張ることがなく、節約できているのではないかと思います。

マレーシアでの食費:自炊

スーパーマーケット

外食を安く美味しくいただけるマレーシアですが、体のためにも自炊は大切です。私がスーパーで買う食材の金額は毎月平均2,000RM(約52,000円)です。

前述通り家賃は会社から支給されるものの、食費は自腹なので2,000RMは超えないように気をつけています。

野菜は安く豚肉とお酒は高い

ビール

マレーシアはとにかく野菜が安い!人参が1キロ約60円なんてこともあります。

ただ残念ながら、イスラムの国であるマレーシアでは豚肉やお酒類の値段が高く設定されているので、普段は鶏肉や牛肉を購入しています。

ビールは銘柄にもよりますが、1本12RM(約312円)ほどが平均です。外食でラーメンを1杯6RM(約156円)でいただけるマレーシアではビールの値段がすごく高く感じます

マレーシアでの食費:外食

とにかく安くて美味しいのがマレーシアの外食の魅力。毎日でも食べたくなります。マレー系のラクサ、中華系のフィシュヘッドカリー、インド系のブリヤニライス。どれを取っても美味しいんです。

例として、昨夜の私の外食のメニューをご紹介します。いろんな種類の屋台が並んだフードコートで食べることが多いのですが、昨日は下記のものをいただきました。

  • 板麺(中華系の自家製ラーメン):5.50RM(約143円)
  • ロティチャナイ(インド系の薄いナン):2RM(約52円)
  • チェンドル(マレー系のデザート):3RM(約78円)

このように、三民族のご飯を安く一度にいただくこともできてしまうんです!

私は月に200RM(約5,200円)ほど外食に使っています。

マレーシアでの交通費(ガソリン代)

ガソリン

便利な公共交通機関

東南アジアの国の中では特に公共の交通機関が発達しているマレーシア。都心部内なら車がなくても問題なく暮らせます。

公共交通機関は主に以下のような種類に分けられます。

  • KTM(電車):都心部だけでなく郊外まで行ける
  • LRT(電車、一部区間はモノレール):都心部内のみ運行
  • MRT(電車):KTMやLRTより広い範囲内を運行(2018年完成予定)
  • バス:安いが清潔感があるとは言えない
  • タクシー:初乗りは4RM(約104円)から

ただ、私は通勤にも週末の外出にも車を使います。

ガソリンは格安

あまり知られていませんが、実はマレーシア、産油国なんです。そのおかげで、日本と比べてガソリン代が安く済みます。1リットル1.60RM(約42円)と極めて安価です。

私は会社から車を支給されていて、通勤にかかるガソリン代も一緒にもらっています。週末に出かける際は自費で、毎月300RM(約7,800円)ほどガソリン代に使っています。

ちなみに車はいくらで買える?

マレーシアの車

マレーシアは東南アジアでは珍しく、自国の自動車メーカーが存在感を示す国です。PERODUAとPROTONという2つの自動車会社が存在し、政府はこの2社を保護するため輸入車に高い関税(15%)をかけています

その輸入された車は販売店でさらに高く取引され(売上税10%、物品税105%を含む)、日本で200万円で買える車もマレーシアでは500万円なんてこともよくあります。

マレーシアでよく見かける日本車の値段

  • カローラ:日本175万円、マレーシア120,000RM~(約312万円~)
  • グレイス(マレーシア名CITY):日本175万円、マレーシア76,100RM~(約198万円~)
  • シルフィ:日本199万円、マレーシア111,900RM~(約291万円~)

ちなみに、マレーシアの国産車マイヴィ(上の写真)は43,800RM~(約114万円~)となっています。

マレーシアでの通信費(携帯、インターネット)

携帯電話

マレーシアではたいていの人がプリペイド式のSIMカードを使っています。例えば、10RM(約260円)を店頭もしくはインターネット上でチャージして、期限が切れたり使い果たしたりしたらまたチャージといった具合です。

このシステムのいいところは、自分がどれだけ使っているのかがチャージする回数によって可視化されるので分かりやすい点と、必要な分だけチャージすればいい点です。

私はデータプラン(30GB)を契約して1ヶ月で100RM(約2,600円)ほど支払っています。動画をたくさん見たりするわけではないので30GBだけで十分足り、家にWI-FIなどは設置していません。

マレーシアでの日用品代

マレーシアは日本と比べて日用品が安いんです。マレーシア産の製品を増やすという現首相の政策のおかげで現地製造のティッシュ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品が安く手に入ります。

一方、日本製やブランドのものになると日本で購入するのと同じくらいの値段になります。最近では日系のデパートやスーパーなども増えてきているので、日本製品も見つかりやすくなっています。

マレーシアで働く私の1ヶ月の生活費は約15万円

それでは、これまでに見てきた各項目を合計してみます。

  • 家賃:3,000RM(約78,000円)※会社から支給
  • 光熱費:150RM(約3,900円)
  • 水道代:40RM(約1,040円)
  • 食費(自炊):2,000RM(約52,000円)
  • 食費(外食):200RM(約5,200円)
  • 交通費(ガソリン):300RM(約7,800円)
  • 通信費:100RM(約2,600円)

合計:5,790RM(約150,540円)

まとめ~日本よりも少ない出費で生活を楽しめる

マレーシアでは、日本にいた時よりも生活費は安く済んでいます。

家賃は支給されるとはいえ、首都圏内でコンドミニアムの設備も整っていることを考えるとリーズナブル、また光熱費や交通費、通信費も日本よりはるかに安いです。

マレーシアの現地採用社員は共通して、日本に住んでいる時よりも少ない出費で生活をより楽しめているという印象を持っているようです。マレーシアのエネルギーを体感しながら過ごす毎日、なかなか充実していますよ。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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