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マレーシアで働くなら知っておきたい勤務時間と休暇事情

マレーシア

日本で働いていると「休みを取りたいけど有休は申請しづらいなあ」なんて感じることも多いのではないでしょうか。

私が現在働くマレーシアは、お休みについてはとても恵まれている環境だと思います。ペナン島の外資系部品メーカーで働く私の経験をもとに、マレーシアの勤務時間と休暇事情についてレポートします。

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目次

マレーシアの一般的な勤務時間は?

就業時間帯や拘束時間は企業によって異なりますが、私のような外資系部品メーカー勤務の場合は8時から18時の間に9時間から9.5時間拘束といった勤務時間がもっとも一般的です。

私の勤務先では1日9時間拘束が原則です。勤務時間帯は8時30分から17時30分、または9時から18時の2つから入社時に選択することが可能です。

なお、工場自体は365日24時間稼動しているのですが、私が所属しているマーケティング部は土日祝日がお休みです。

マレーシアの年間祝日は何日?

カレンダー

マレーシアでは、全国共通の祝日に加えて州ごとの祝日が設定されています(州知事の誕生日など)。そのため、州によって祝日の数が異なります

私が働くペナン州の場合、年間の祝日は15日です。これに土日を加えて合計日数を計算してみたところ、2018年の休日は120日でした。

また、私の勤務先の外資系部品メーカーでは、祝日が土曜日に重なった場合には月曜日が振り替えでお休みになります。

宗教関連の祝日が多数

祝日は宗教関連のお祝い事が大半を占めます。「ハリラヤ(イスラム教の断食明け祭)」「べサックデー(釈迦誕生祭)」「ディーパバリ(インド正月)」などです。

他の州では祝日認定されているイスラム教のお祝い事も、中華系住民の多いペナン州では平日扱いとなるものもあります。

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マレーシアで働くと有給休暇は取れる?

私が勤務する外資系部品メーカーでは、勤務開始初年度から3年間は15日/年、4年目から7年目は18日/年、8年目からは21日/年の有給休暇が与えられます(一般社員レベルの場合)。

それに加えて、1年で14日までの病気休暇(Medical Certificate=略して「エムシー」と呼びます)が認められており、体調不良の際はクリニックで証明書を入手すれば公休扱いになります。

有休は申請したら却下されることはほとんどありません。私の勤務先では100%に近い有休消化率を誇り、社員の権利としてみんな堂々と休んでいます。

マレーシアの長期休暇はいつ、何日くらい?

休み

マレーシアでは、イスラム教の断食明けと旧正月(中国正月)が二大長期休暇期間です。

たいていは週末を含んで4日間ほどの連休になるので、前後に有休をくっつけて1週間程度の連続休暇にする人が多いです。中には2週間ほど連続して休みを取るツワモノも。

また、私の勤務先では、消化し切れなかった有休は翌年3月まで持ち越し可能なため、毎年1月から3月の間は社員の出社頻度がガクンと下がります。

私の場合は業務で日本とのやり取りが多いため、日本の大型休暇に合わせて有休を取ります。特に差し迫った仕事の予定が入らなければ、ゴールデンウィークや年末年始などはまとめて休むことにしています。

マレーシア人の休暇の過ごし方

旅行バッグ

ペナン島にはマレーシアの他都市から出稼ぎに来ている人も多いので、まとまった休みには帰省して家族と過ごす同僚が大半です。長期休暇期間は、帰省ラッシュのため高速道路の渋滞がひどいことになります。

逆に3連休ぐらいの短い休みには、マレーシア国内やタイ、インドネシアといった近隣諸国へ旅に出るケースが多いです。

マレーシアで子育てしながら働くことは可能?

私の所属部署は7割が女性で、仕事と子育てを両立するスタッフもたくさんいます。

私が勤める会社の場合、有休は3日前までに申請すればいいので、通常、学校行事などは事前に有休を取得して参加します。

また、突発的な状況(子どもが熱を出した等)の際には、休みが必要な理由を示した上で緊急休暇(Urgent Leave)の申請ができるので、当日でも有休の承認がされます。

さらに、人事課で入退出許可書(Gate Pass)を発行してもらえば、ほんの短い時間なら有休を取らずに外出が許可されるケースもあります。

まとめ~自由度が高い仕事環境に満足

日本と比較すると、休日の数自体は多くないものの、有給休暇が消化しやすく自由度が高いマレーシアの仕事環境。

日本で働いていたときには休みの取りづらさを多少なりとも感じていたので、今の環境にとても満足しています。

就職先の選択肢は日本だけではありません。自分に合った働き方を求めて海外に挑戦するのもありだと思いますよ。

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この記事を書いた人

マレーシア・ペナン島の外資系メーカーで働くアラフォー。
学生生活終了後、新卒で念願の海外就職を果たし、それ以降シンガポール(6年半)、東京(2年)、マレーシア(1年半)を渡り歩く。
座右の銘は「住めば都」。のんびりした南国の暮らしが気に入っているため、このままペナンに半永住の予定。

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