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ドイツ・ベルリンで暮らすための生活費はいくら?私の1か月の出費を公開します

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Freddy Leck"ウォッシュサロンのベルリン店

最近はスタートアップの拠点やアーティストの移住先として注目され、急成長を遂げているドイツ・ベルリン。

しかし一方で、移民・難民問題が深刻化している上、デュッセルドルフやハンブルグなどドイツの他の都市に比べて貧しく、首都でありながら生活保護受給率No.1というのが現状です。

そんな何かと話題のベルリンに、私は3年前からフリーランサーとして住んでいます。まだまだ物価が安く、工夫次第で生活費は結構抑えられます。

※1ユーロ=約130円(2018年5月)

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ベルリンでの家賃・水道光熱費:月500ユーロ(約65,000円)

近年、移民や外資が増えたことによってリノベーションを経た後に値上げする物件が相次ぎ、全体的に家賃が高騰しています。

私がベルリンに来た3年前はシェアルームの相場が月300~400ユーロ(約39,000~52,000円)だったのが、今では400ユーロ台後半からしかありません。

あるニュースによれば、人気エリアの物件の内覧会に800人が並んだという程です。

私の場合も当初から家探しが困難だったのに拍車がかかり、ようやく見つかっても期限付きのため3か月ごとに転々としている状態で、昨年は4回引越しを経験しました。

現在は水道光熱費、ネット代を含めて1人月500ユーロ(約65,000円)の物件に同居人と2人で住んでいます。

ベルリンでの食費:月200ユーロ(約26,000円)

じゃがいも

※PHOTO:毎週開催されるマーケットではお芋専門のワゴンも並びます。

東京で生活していた頃からずっと簡単に家計簿を毎月つけていますが、一番劇的に変わったのがこの食費項目です。今では同居人と2人で月に200ユーロ(約26,000円)以下で済んでいます。

安く抑えられる理由とは

まず、圧倒的に外食の機会が減りました。というのも、ドイツでは家族や友人が集まるときはホームパーティーが主流。各自が得意料理やワインを持ち寄ったり、みんなで作ったりします。

お財布に優しく、時間を気にせずゆっくりできるのも嬉しいです。

また、スーパーには日本のようにお総菜や手頃なテイクアウトが充実しておらず、その分、自然と自炊が基本になりました

ビールもスーパーで買えばなんと0.5ユーロ(約65円)、お水より安く手に入ります。種類も豊富で安いとくれば、ビール党にはたまりませんね!

品質にこだわった食材が豊富

スーパーや定期的に出ているマーケットでは野菜や果物も安くて新鮮、ビオ(オーガニック)スーパーもあちこちにあります。有機栽培のものでも日本に比べて比較的安いので、デイリーに利用しています。

ちなみに、ドイツではビオ認証の基準マークが5つに分かれています。審査が厳しいマークのものほど値段が高くはなりますが、やみくもにビオだからと安心せずに疑ってかかるドイツ人の気質が垣間見えますね。

例えば、

  • にんじん(ビオ、1kg):1.4ユーロ(約180円)
  • じゃがいも(ビオ、1.5kg):1.7ユーロ(約220円)
  • 牛乳(ビオ、1L):1ユーロ(約130円)

また、ベルリンではベジタリアンやビーガンのための料理やグルテンフリーの食材も豊富です。

カフェやレストランでも必ずと言っていいほどベジタリアンやビーガン向けのメニューがあり、例えばコーヒーに入れるミルクも豆乳は当たり前、ラクトースフリーやココナッツ、ライスミルクまで選べます。

世界各国の食材が手に入る

ベルリンはトルコ、ロシア、イタリアやアジアからの移民が多い都市なので、各国のマーケットやスーパーがあり、レストランも国際色豊か。日本じゃなかなか手に入らないエキゾチックな食材やスパイスをゲットできます。

アジアンスーパーもあちこちにあるので基本的には困りませんが、納豆の値段が日本の3倍もするので最近は同居人と納豆に始まり、味噌やぬか漬けまで作り始めました

日本にいてもなかなか手をつけない自家製発酵食品ですがすっかりはまり、友人と楽しく情報交換しています。

たまには外食も

外食費用は月に50ユーロ(約6,500円)ほどです。レストランは一流からリーズナブルなものまで揃い、お財布事情に合わせて楽しめます。

そんなに贅沢しなければ、レストランでの一度の食事で20~30ユーロ(約2,600~3,900円)ほど、カフェでコーヒーとケーキを頼んで5~7ユーロ(約650~910円)。

ベルリンのソウルフードのケバブは3ユーロ(約390円)、テイクアウトのイタリアンピザは2.5ユーロ(約330円)です。

社会全体で無駄を減らす取り組みも

エコ先進国の一面としては、賞味期限切れになった商品を売るお店や、廃棄食品を定期的に無料で配る団体やフェスティバルの開催もあります。

難民のためのシェアハウス兼カフェ

※PHOTO:”REFUGIO BERLIN” 難民のためのシェアハウス兼カフェ、イベントスペース。週末にはクオリティの高いシリア料理が楽しめます。

なお、ドイツの消費税は通常の19%のほか、日常生活に必要な食料品や本などは7%になる「軽減税」制度があります。レシートにも「A」「B」で税率別に表示されています。

ベルリンでの日用品代(化粧品、服など):月50ユーロ(約6,500円)

必要なものしか買わない文化

日本人は商品を買う、つまり消費行為が好きなのに対して、ドイツ人はそれを買うかどうか半年ぐらい平気で悩むその時間が好きだと聞いたことがあります。

ドイツで暮らすようになってからは本当に必要なものしか買わなくなりました。買う場合にも素材や製造過程に注目し、自分が良いと思うもの、心地良いと感じるものを選ぶようになりました。

メイクもファッションも年々ナチュラルになり、新しい服も滅多に買わなくなっています。ファッションスタジオで働いた時に割引で買ったり、フリーマーケットでたまにかわいいビンテージを見つけたり、しばらく着なくなった服はリサイクルショップに売ったりして、定期的にワードローブを見直しています。

良いものを長く使う

日本から来た当初は想像以上にアナログで驚きましたが、ドイツ人の「良いものを大切に直しながら長く使う」暮らしぶりに共感しています。

なんでも簡単に手に入らない分、自分で作ったり工夫したりする精神が培われ、今では簡単な家具や小物を作ったりとDIYも楽しんでいます。

カフェ店主のDIY感たっぷりなレコードコーナー

※PHOTO:カフェ店主のDIY感たっぷりなレコードコーナー。

Pfand(プファンド)制度で節約

ドイツでは、リサイクルできるペットボトルやビール瓶にはあらかじめボトル代が含まれていて、スーパーの専用機械に戻すとその分のお金が戻ってきます。Pfand(プファンド)というシステムです。

機械ではなくレジに持って行くと、換金または買い物分から差し引いてくれます。私もよく家に溜まった瓶を集めて持って行き、それでエコ洗剤を買ったりしています。

また、空き瓶を持ち込むと洗剤や小麦、ナッツ類などを欲しい分だけ買える量り売りのお店もあります。

主な収入源にする人も

昔、日本でも空き缶のプルタブを集めている人をよく見ましたが、ベルリンではこのプファンドで生計を立てている人も多くいるようです。

ボトルの種類にもよりますが、1本8~25セント(約10~33円)にもなるので、スーパーの機械の前にはいつも長蛇の列。地下鉄や街中に捨ててある瓶を漁っている人の姿を毎日のように見かけます。

このように、エコやリサイクルがキーワードのサービスが進んでいるので、私は生活に楽しく取り入れています。

ドイツではエコバッグが必須

ちなみに、ドイツではプラスチックや過剰なパッキングを嫌がるため、どんなコワモテのお兄さんも基本的にエコバッグを常備しています。

反対に、新品や包装が大好きな私たち日本人。その国民性をよくドイツの友人にもからかわれますが、一体どれくらいお店でプラスチックの袋をつけてくれるのか日本に一時帰国中に試してみたところ、東京での1ヶ月の滞在中にあまりにも毎日たくさんもらうので実験とはいえ次第に辛くなり、しまいには断念してエコバッグを持ち出しました。

ベルリンでの携帯電話代:月15ユーロ(約1,950円)

私はSIMフリーのスマートフォンを使用しています。

街中にはwi-fiフリースポットも多く、月に一度15ユーロ(約1,950円)分チャージすれば十分に電話も動画も楽しめます。節約のために普段は電話用のガラケーしか持ち歩かない友人も多くいます。

常にケータイを触らなくてもいいように、その日の予定に合わせて目的地までの経路など事前に必要な情報を調べる癖がつき、メリハリが出て良かったと思います。

ベルリンでの交通費:月60ユーロ(約7,800円)

電車・バス・トラム乗り放題の1か月のマンスリーチケットが80ユーロ(約10,400円)、午前10時からの利用であれば割引されて60ユーロ(約7,800円)です。

私は冬はもっぱら電車を利用しますが、夏は自転車が大活躍します。街中はフラットな地形のため走りやすく、また移動時間も電車とそれほど変わりません。

基本的に駐輪場がないのでどこにでも停めていますが、よくイタズラをされるのであまり素敵な自転車には乗りません。

自転車

また、アプリを使用した自転車やバイク、車のシェアサービスがあります。

どこにでもシェアの精神が一貫していて、私がベルリンを好きな理由のひとつになっています。

ベルリンでの娯楽・交際費:月30ユーロ(約3,900円)

小銭で楽しめるデイリーイベント

とにかくイベントが毎日のようにあちこちで開かれるベルリンですが、ほとんどが入場料フリー

夜に繰り出すクラバーも基本的にはビール代しか握りしめていません。10ユーロ(約1,300円)もあれば十分、というノリです。世界最高峰と言われるテクノクラブでも、1回18ユーロ(約2,340円)で金曜の夜から月曜の朝まで遊べます。

ライブイベントはドネーション(寄付)システムが多く、お客さんはめいめいの満足度でその「気持ち」をあらわす金額を支払います。日本ではチケット代が高いアーティストもベルリン価格です。

日本のように居酒屋で長時間過ごしたり、はしごしたりする文化がないので小銭で事足りてしまうのです。

家族との時間にお金をかける

このように普段の遊びでは出費はセーブして、アウトドアや旅行にお金をかける人が多い印象です。家族との時間を大切にするドイツ人らしいですね。

ベルリンでの健康保険料:月60ユーロ(約7,800円)

夏季限定のシェアガーデン

※PHOTO:夏季限定のシェアガーデン。ここで育てたハーブや野菜を使うレストランも併設されています。

ドイツでは国民全員に健康保険の加入が義務付けられています

保険会社もプランもピンキリですが、私はフリーランスのためのプランに加入しています。月60ユーロ(約7,800円)というと安い方ですが、きちんとサポートをしてくれて年に何度か病院も利用しています。

また、ドイツには「KSK(芸術家社会保険)」といって、会社に属さないアーティストの社会保障費の半分を負担してくれるありがたい制度があります。

まとめ~お金だけが価値判断ではない

というわけで、私は月1,000ユーロ(約13万円)以下でベルリン生活をしています。

日本ではお金の使い方についてあまり真剣に考えたことがありませんでしたが、ドイツで暮らすようになってからはまわりの友人に良い刺激を受け、自分の生活を見直す時間と余裕ができたことが一番の収穫でした。

既成概念にとらわれない自由な空気があふれるこの街でクリエイティブな発想に触れながら、お金に縛られずに自分で価値を決められることが今の私のトレーニングになっています。

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