プーケットで就職するには?プーケットで日本人ができる仕事から採用後の流れまで

プーケット タイでの働き方

常夏の国タイ。その中でもゆったりとした人気のリゾート地であるプーケット。忙しい日本を離れ、のんびりとした時間が流れるこの南の島で働いてみたいと考えている方も多いかもしれません。

でも、プーケットで日本人ができる仕事にはどんなものがあるのでしょうか。どのように就職活動を進め、採用後は何をすればいいのでしょうか。

プーケット就職に憧れるあなたのために、まずは大きな流れをつかめるよう必要な情報をまとめました。

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プーケットやタイ国内での日本人の需要

プーケットで働く

タイ国内で日本人が必要とされる仕事は、やはり日本人観光客向けのものがメインとなります。例えば、現地旅行代理店での日本からのツアー対応、日本人観光客の多いホテルやスパでのゲスト対応が代表的です。

また、プーケットではこれ以外に、私立病院での通訳やダイビングインストラクターなどの仕事もあります。

ただ、現在プーケットでは日本人観光客が減少傾向にあるため、日本人スタッフの新規採用はほとんどなく、欠員補充での求人募集をたまに見かける程度です。これからプーケットの日本人観光客の数が増えれば、求人募集も増えると思われます。

※タイではタイ人の就職難を防ぐため、観光ガイドやドライバーなど39業種で外国人の就業が規制されています。

プーケットでの仕事・求人の見つけ方

上述したように、プーケットでは日本人の募集は少ないですが、もしあるとすれば、以下のプーケット日本人会のホームページに掲載されることがあります。

ただ、すでに募集が終了していても掲載されたままということもあるので、まずメールや電話などで確認することをお勧めします。

また、プーケット在住者からの口コミ情報も参考になるほか、各旅行代理店やホテルなどのウェブサイトにちらっと求人情報が掲載されている場合もあるので、アンテナを広く張っておき、小さな情報も見逃さないようにしましょう。

なお、日本の大手転職サイトを利用するのも有効です。

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プーケット求人への基本的な応募方法

求人へ応募する際には、

  1. 英文履歴書
  2. 職務経歴書(Resume、Cover letter)の用意
  3. 証明写真を送付
  4. 面接
  5. 採用

というのが基本的な流れとなるでしょう。まだタイにおらず日本から応募する場合も、Skypeなどでの面接が行われるのが一般的です。

面接の際には、給料や収入待遇(休日など)、社会保険などの福利厚生、ビザ、ワークパーミットについてはもちろん、プーケットでの労働環境などわからないことは全て質問するといいでしょう。

なお、面接官は日本人とは限りません。人事担当のタイ人の場合が多く、タイ語または英語での面接となります。

プーケットでの採用決定後にやるべきこと

プーケットで仕事

ビジネスビザの取得

無事に採用が決まっても、それで万事OKとはいきません。まずは就労するためのビジネスビザの取得が必要となります。

パスポートの残存期間を確認し、就職先の会社の書類、招聘状などすべての書類がそろったら、日本のタイ大使館やタイの近隣諸国にあるタイ大使館・領事館でビザを申請します。必要書類などは、ビザ申請を行う予定のタイ大使館・領事館、就職先へ確認しておくとよいでしょう。

住む場所を探す

タイ渡航後の滞在先については、就職先の会社へ相談することもできると思います。予算に余裕があれば、しばらくホテルやゲストハウスに滞在してから自分でアパートなどを探すのもいいでしょう。

なお、バンコクではBTS(高架鉄道)などがあり通勤も便利ですが、プーケットでは公共交通機関が発達していません。

ホテルなどに勤務する場合はスタッフバスの利用が可能ですが、スタッフバスがない場合はバイクや車での通勤となります(タイでの車、バイクの運転には国際免許証、タイで発行の免許証の携帯が必要です)。

プーケットと日本での働き方の違い

仕事働き始めると、やはりそこは日本ではなくタイなので、環境や使用言語ももちろん変わってきます。

また、タイの人と一緒に仕事をしていると、勤勉な国民と言われている日本人からすればゆるいなと感じることが出てくるかもしれません。

例えば、出勤したらすぐ朝ごはん、勤務中におやつ、お昼はどんなに忙しくても必ず12:30PMから、でも戻ってくるのは遅いなどなど、笑ってしまうこともあります。

公私混同する人や、連絡なしに会社に来ない人もいたりしますが、タイで働いているからといって、仕事をする上でのお手本にはしないようにしましょう。

もちろん、これはタイ人全員に当てはまるわけではなく、きちんと職務に取り組む人もいます。

プーケットの給与相場

ホテル勤務者の給料

プーケットのホテル

プーケットにはホテル関連の求人が多く、最初はホテルで働くという方が多いです。ホテル勤務の中でも、日本人の場合はゲストリレーション(宿泊客への対応)と営業の仕事があります。

営業職についてはホテルの売り込みをしなければならないので、ホテルのことを知るためにまずゲストリレーションやレセプションとして経験を積んだ後、営業職へ異動するケースが一般的です。

それぞれの給料額は

ゲストリレーションの場合は、経験や語学力などにもよりますが月15,000~18,000バーツ(約45,000~54,000円)程度がスタートとなるでしょう。

営業の場合は、ゲストリレーションなどの経験があるということでもう少し高く設定されています。

ホテル勤務はサービスチャージやお客様からのチップがあるので、これらの給料にプラスαの手当てが付くと考えてもいいでしょう(シーズンによりサービスチャージは異なります)。

プーケットの旅行会社勤務者の給料

旅行会社

旅行会社は、日本からのパッケージツアーの現地連絡先となる現地代理店と、プーケットのホテルやオプショナルツアーなどを扱うツアーカウンターといわれる旅行会社の2種類に分かれています。

現地代理店の場合は、会社の規定や1社あたりの日本人の人数、経験にもよると思いますが、だいたい月20,000~30,000バーツ(約60,000円~90,000円)スタートではないでしょうか。

ツアーカウンターの場合は、月給15,000バーツ(約45,000円)程度からのようです。こちらも話せる言語や旅行業界での就業経験などにより変わってくるでしょう。

プーケットのスパ勤務者の給料

スパ

スパの場合はマッサージの施術者ではなく、日本人観光客のご案内やお手伝いをするゲストリレーションが主な仕事になります。

こちらも接客業の経験や話せる言語によりますが、月15,000~18,000バーツ(約45,000~54,000円)程度がスタートとなるでしょう。

プーケットのダイビングショップ勤務者の給料

ダイビングショップでは、ダイビングインストラクターとオフィス業務があります。

いずれも月給15,000~18,000バーツ(約45,000~54,000円)程度のスタートが目安になります。

繁忙期やナイトダイビングの際には手当がつくことがあるそうです。また、オフィス業務はインストラクターが兼任する場合とタイ人スタッフが担当する場合などがあります。

プーケットの日本語教師の給料

授業

語学学校は公立や私立などがありますが、いずれも月20,000バーツ(約60,000円)スタートが目安になります。

公立や私立の学校は朝が早く、8時から朝礼が始まります。授業は大体朝9時頃からとなり、授業のない時間は学校での受付業務もあるようです。勤務終了は午後4時半頃ですが、曜日により課外授業もあります。

プーケットで給料から差し引かれるもの

税金

毎月のお給料からは以下のものが差し引かれます。

  • 所得税
  • 社会保険
  • プロビデントファンド(退職積立金運用サービス)

所得税は所得により異なります。社会保険は外国人の場合750バーツ(約2,250円)、プロビデントファンド(退職積立金運用サービス)は導入していない会社もあります。

プーケットでの勤務条件

1日9時間拘束(休憩1時間)、週休1日、タイ祝日と有給休暇(日数は勤続年数による)が通常の勤務条件となります。

会社により、完全週休2日制や隔週週休2日制のところもあるようです。ボーナスについても会社により異なります。

また、こちらも会社によりますが、パーティーやスポーツ大会、ビーチクリーニングなどのイベントがスタッフ向けに催されます。

プーケットの給料設定

ざっとプーケットでのお給料の相場を並べてみましたが、経験や能力により額は違ってきます。

また、プーケットはバンコクと比べると給料設定が低くなっています。やはりバンコクは都会で、家賃相場がプーケットより高いというのもあるでしょう。

なお、タイ人の定職率はあまり高くなく、転職する人の方が多いと聞きます。一つの会社やホテル、スパなどで長年働くよりも、経験を積むため、そしてより高いお給料をもらうためには転職した方がいいようです。

まとめ~働くからには責任感や語学スキルが必須

タイ国内でも地域によって日本人の需要やその職種は異なりますが、一般に日本人相手の仕事が多く、お客様からは日本並みのサービスを求められることが多々あります。そのため、のんびり働こうと考えてプーケットで就職しても、長続きしない可能性があります。

観光で遊びに行くのとは違い、働くとなると、たとえリゾート地であっても当然、責任感が必要です。

また、仕事をする上でのコミュニケーション手段として、基本的に英語やタイ語が必須となることも頭に入れておきましょう。

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