海外就職でチェックすべき「収入」の条件とは?3つのポイント

海外就職での収入

海外で働くことは、国内で働くことよりも高収入が得られるのでしょうか?

必ずしもそうではないことも少なくないというのが現実ですが、規模の大きな安定した企業などで、比較的良い条件を提示される場合もあるでしょう。

今回は、海外就職活動の際にチェックすべき収入の条件に関して、3つの観点でご紹介します。

海外での給与を考える前に

海外での仕事を探していると、さまざまな条件の組み合わせの求人広告に出会います。

どこの地で、どんな仕事を、どのような条件でその仕事に携わっていくのか、などの自分の譲れない条件をしっかり見極めておかなければならないのです。

あいまいにしたまま求職活動を進めてしまうと、想定外のあまり良くない条件での契約を招くこともあり、大切な自分のキャリアが取り返しのつかないことにもなりかねません。

話がやや暗くなってしまいましたが、ここは冷静に考え、海外で働くことには良いことも悪いこともあるのだということを再認識することが忘れがちなことですが実は大切なのです。

検討に検討を重ねたにもかかわらず、結局のところあまり良くない条件で契約してしまったなどということがあっても、ダメージを小さくしたいところです。

そこで、忘れずにチェックすべき点をご説明します。よい点も悪い点もすべて理解したうえで、前に進んでいきましょう。

関連:どんな人が海外での暮らしを楽しむことができる?海外に適した人の6つの特徴

海外で働くことで得られる収入

海外での収入

海外で働くときの、収入の条件は最重要チェック項目のひとつでしょう。

世界の中でも先進国である日本の給与水準は高いため、海外に出て働くことが、より高い収入を得ることを約束されるわけではないのです。

では、具体的にどんな点を気を付けるべきか、3つのポイントでご説明します。

ポイント1、給料は円建て?米ドル建て?それとも、現地通貨建て?

支払われる給料が、どの通貨建てになるかはたいへん重要です。

円建てで受け取れるのが一番わかりやすいのですが、米ドルや現地通貨建てで支払われるならば、その授受はどのような手段なのか、また、為替の問題などを確認することが重要です。

円建てで給与を受け取る場合

現地での仕事が日本人や日系企業を相手にしているような仕事であれば、取引先からの入金も円建てとなることが多いことから、給料も円建てで扱われる場合があります。

なぜならば、企業が円建てでの取引により得た資金を、米ドルや現地通貨に両替する場合は為替損益が発生するため、それを回避するために円建てのまま従業員の給料の支払いに充当することもあるということです。

その場合、その円建ての給料を受け取った側は、実際に生活の拠点を置く現地で、現地通貨に両替しなければならず、受け取った側で為替損益が発生することとなります。

現地滞在中、給料を両替するたびに為替差損の心配をしなければならず、負担といえます。

米ドル建てで給与を受け取る場合

アメリカ国内での就職ならば、当然米ドルが現地通貨ですので為替の心配はありません。

また、アメリカ以外の国でも、規模の大きな企業での給料は米ドル建てで支払われることが多いですが、特に、アジアや中近東エリアで米ドル建てで支払われる場合は気を付けなければなりません。

為替相場が円高傾向か円安傾向かによって、日本円換算額がだいぶ違ってきます。

当然のことながら、為替は日々変動しますから、円高になれば単純に円での金額が減ります。同様に、現地通貨と米ドルの為替によって、相場の動きしだいでは現地通貨額も減ってしまうことがあります。

海外就職の求人情報を探していると、給料が米ドル建てで支払われるという条件に一見魅かれることが多いですが、そこは冷静に考え、現地の生活費の支出のための両替をするたびに為替差損をこうむるようなことは極力避けたいものです。

現地通貨建てで給与を受け取る場合

海外で働く場合の給料は、現地通貨建てで受け取ることが一番多いかもしれません。筆者が現在受け取っている給料も、現地通貨建てとなっています。

現地通貨の額面は、けた数が非常に多くなることがあり、日本円や米ドルに慣れている人にとっては非常にわかりにくい場合がありますが、事前リサーチの段階で日本円での換算額の目安をしっかり押さえておくことが大切です。

現地通貨は、けた数が多くても、結局それほどの高い金額ではなかったということがほとんどです。

現地通貨建てで受け取るメリットは、生活費の支出に為替差損をこうむることがないことでしょう。

ただ、日本に帰国したり、他の国へ渡航したりという場合には、為替損益が発生しますので、できる限り損が少なく済むように気を付けておかなければなりません。

特に、成長著しい東南アジアの国の通貨の場合、数年の間にどんどん相場が上がることがあります。

そのような場合、海外から旅行で訪問する人々にとっては、滞在費の高騰になりますが、現地で働き現地通貨建てでの収入を得ている者にとっては、日本円での換算額が高くなり、得と言えます。

海外とひとことで言っても、さまざまな国、エリアがありますので、現地通貨の相場によって得をすることもあれば、反対に損をすることもあります。

海外で収入を得るということは、常にこのような点を意識していくこととなるのです。

ポイント2、毎月の収入の他に賞与等の支給はあるのか

ボーナス

日本国内の企業では、年に2回、ボーナスの支給があり、働く側にとってはとてもよい制度です。1回あたりの支給額をおさえ、年3回に分ける企業もあるようです。

しかし、正社員なら当たり前と思われるボーナス制度も、海外では必ずしも一般的ではないといえます。

ですから、海外の仕事を探す中で、毎月の収入の高さで飛びついても、ボーナスがない、または、あっても少ないことにより、年収で考えた場合にそれほど高くなかったということがありがちです。

収入については、月々の給与以外にボーナスはあるのか、ある場合もどのくらい受け取れるのかをしっかりチェックしなければなりません。

また、当然のことですが、賞与の支給額というのは、その企業の経営状態が如実に反映されるものです。

賞与支給の条件で、企業側がその支給実績について「○ヶ月分」」のような明確な提示をしない場合は、前期売上の如何によってかなりの変動が予想されると考えるべきだと思います。

月々の収入は残業手当なども含まれるため、ある程度の金額を見込めても、賞与の支給額となると企業により本当にさまざまです。これは、日本国内での就職、転職の際に気をつけることと同様ですが、海外の場合は、条件が英語で記されているからこそ、事前にあいまいにせずしっかりと把握しておくことが大切でしょう。

ポイント3、海外生活での実際の収支をシミュレーションすること

生活費のシミュレーション

最後にもう1点、月々の具体的な収入額が最重要となることも、もちろん忘れずにふれておきます。譲れない収入額を見極めるには、自分が現地に移住して実際にかかるであろう支出を計算してみることです。

住居費、食費、通信費、光熱費、医療費や医療保険が主な項目となり、現地での税金などもあるかもしれません。
家族帯同でお子様がいる場合は、これらに教育費も加わります。

これらは、就職希望の国によっても大きく差がありますから、事前にしっかりリサーチして試算することが重要です。

社宅をリーズナブルな金額で借りることができる場合もありますが、自分で住居を探すときは、金額よりも治安や通勤の便を考えなければいけません。

また、食費についても、食材の調達のために安い市場やマーケットを利用するのか、輸入食品を扱うスーパーマーケットも利用したいのかによって変わってきます。

現地滞在期間に、日本への一時帰国や他の国への旅行なども考えるならば、その資金をプールする必要もでてくるでしょう。

日本からの駐在員や現地の人々の場合は、いろいろな費用に補助があることも多いですが、自ら現地採用の道を選んだ外国人という立場では、そのような補助はあまり期待できませんので、シビアなシミュレーションが必要です。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は海外就職で気になる収入についてご紹介しました。生活の基本になる収入はどうなるのかしっかりと把握することで、仕事だけでなくプライベートも充実してきます。

どういった収入体系になるのか事前にしっかりと確認をしてくださいね!

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