地域によって物価が違うのはどの国でも同じですが、アメリカの場合は税金も違ってきます。
私はアメリカで現地採用されて働きながら、カリフォルニア州ロサンゼルスに家族とともに住んでいます。ここで暮らしてもう10年になりますが、特にロサンゼルスはエリアによって生活費が大きく違うのを実感しています。
では、ロサンゼルスに住むと何にどれぐらいの費用がかかるのか、我が家の例をもとにご紹介します。
※1USD(以下ドル)=約116円
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ロサンゼルスの家賃相場は?
全体的に上昇傾向
家賃は立地や間取りによって変わりますが、ここ最近の不動産相場は上昇傾向です。それに伴って、アパートやコンドミニアムなどの賃貸物件の家賃も上がっています。
例えば、子供のいるご家庭向けの、安全で学校区も良い地域であれば、
- 2ベッドルーム(寝室2つ+キッチン付きリビングルーム)のアパートで月2,200~2,500ドル(約255,200~290,000円)
- 1ベッドルーム(寝室1つ+キッチン付きリビングルーム)のアパートで月1,500~1,800ドル(約174,000~約208,800円)
が相場です。
安すぎると逆に危険
もっと安いアパートも探せばもちろんありますが、あまり安いと周りの環境が良くない場合が多いです。予算と相談し、安全をお金で買うと思って、ある程度安全な地域を選ぶことをおすすめします。
ちなみに、今私たち家族が住んでいる場所は学区の良い安全な場所なので、子供のいる家庭には最適ではないかと思っています。
ロサンゼルスの水道・光熱費は?
アパートによっては水道・ガス・電気代が全て家賃に含まれていますが、含まれていないところもあります。含まれていない場合、入居時に自分でそれぞれの業者へ連絡を取り、開通手続きを行う必要があります。
私が住んでいるところは水道代は家賃に込み、またガスの代わりに全て電気になっていて、月々の電気代は約100ドル(約11,600円)です。
ロサンゼルスでの食費は?(スーパーの物価)
大容量商品はお得
食料品に関しては、日本のスーパーよりアメリカのスーパーの方が安いと思います。
ただ、その恩恵を享受できるのは、主に家族向けに売られているような容量の多い商品を買う場合です。一人住まいだとあまり割安感はないかもしれません。
例えば、牛乳は1ガロン(3.8リットル)で販売されており、値段は約2ドル(約232円)です。メーカーにもよりますが、日本だと1リットルが160円前後なので、アメリカの方が割安です。
ビールも安い
それから、安いと感じているのはビールです。例えば、24缶入り(1缶360ミリリットル)1ケースが15ドル(約1,740円)ほどで売られています。発泡酒ではありません。
なお、アメリカにはSales Tax(消費税)があります。食料品に対しては課税されませんが、アルコール飲料には課されます。ロサンゼルスのSales Taxは8.75%(執筆時点)なので、課税されても日本よりは断然安いですよね。
うちは3人家族なので、食費だけで月に約600ドル(約69,600円)となります。
ロサンゼルスの外食費は?
レストランなら1人6千円以上
アメリカ的なレストランで食事をする場合、まず飲み物としてグラスワイン約6ドル(約696円)をオーダーします。その後、前菜約10ドル(約1,160円)、メインディッシュ約30ドル(約3,480円)、デザート約5ドル(約580円)と続き、この時点で1人当たりの合計は50ドル(約5,800円)前後。
ここにチップの15~20%を加えて、55~60ドル(約6,380~6,960円)が1人当たりの1回の外食費用となります。
リーズナブルな選択肢も
安く抑えようと思えば、ファーストフード、メキシカン、中華料理、タイ料理が選択肢としてあります。
私はたまに友人と中華レストランで食事をしますが、アルコールと料理にチップ込みで1人30ドル(約3,480円)ぐらいなので、割安感はあります。
毎回中華というわけでもないのですが、合計すると月々の外食費用は100ドル(約11,600円)ほどとなります。
ロサンゼルスのガソリン代は?
ロサンゼルスでは公共の交通機関があまり発達していないため、ほとんどの人は移動に自家用車を使います。ダウンタウンまで行けば地下鉄が通っていますが、利用できるのは一部地域のみです。
日本より割安なガソリン代
私は毎日、車で通勤していて、1週間に1回は給油をします。
ロサンゼルスはガソリン価格が全米トップクラスに高い地域で、現在の価格は1ガロン(3.8リットル)当たり2.9~3ドル(約336~348円)ぐらいです。それでも、日本と比較すると安いと思います。
1回の給油で満タンにすると約40ドル(約4,640円)、月に4回で160ドル(約18,560円)です。
また、うちでは家族も運転しますが、2台車を所有している場合は倍の約320ドル(約37,120円)が1か月のガソリン代として発生することになります。
社用なら会社に請求も可
アメリカでは社員が社用で自家用車を利用する場合、政府機関によって決められた1マイル(約1.6km)当たりのガソリン代0.535ドル(約62円)を会社に請求することができます。
ただし、通勤時の分は含まれません。
ロサンゼルスの携帯電話・インターネット料金は?
キャンペーン期間を狙おう
携帯電話の業者は時期によりいろいろなキャンペーンをやっているので、そのときを見計らって契約することをおすすめします。
例えば、期間内に契約すれば無制限で使い放題になったり、50ドル(約5,800円)分のギフトカードが付いてきたりというものがよくあります。
我が家では私と家族の2台分の携帯料金を払っており、1か月の合計は125ドル(約14,500円)です。
ネット・電話・ケーブルテレビがセットに
インターネットは固定電話、ケーブルテレビを含めたセットで契約する場合が多いです。このセット契約(バンドル契約と言います)で月々80ドル(約9,280円)ぐらいです。
まとめ~項目にメリハリをつけて定期的に見直しを
ここに挙げたものは生活費の中でも特に必要な項目ですが、これ以外にもライフスタイルに応じてさまざまな費用が発生します。
また、どれぐらいの生活レベルを求めるかによっても必要となる金額は変わってくるので、あらかじめ費用をかける項目を決めておくと予算が立てやすいでしょう。
それでも、年に1回はそれぞれの項目を見直して、節約できるところを探してみることをおすすめします。
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